メトロポリタン歌劇場のシャガール、競売へ

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場も長期の閉鎖が決まっていますが、今後への不安が消えるのはいつのことになるのでしょうか。同歌劇場所有の、シャガールがデザインした舞台幕(上写真)がボナムズで競売にかけられるそうです。

https://www.bonhams.com/press_release/31024/

これは1967年の《魔笛》のために作られたもので、ルドルフ・ビング(当時の歌劇場総裁)とシャガールとの間で話し合いが持たれたのは1964年のことだったそうです。3年かけて作られたものだとか。高さ19m×幅13m。メトロポリタン歌劇場にはロビーにもシャガールの巨大な画が2つあるらしいんですよね(メト行ったことがないんで見たことないんですけど)。今回競売にかかるのはそちらではなくて舞台幕です。

推定落札価格は25万~45万ドル。最大で4700万円ぐらいですか。4700万円、豪華な歌劇場の維持のため必要なお金には到底届かないほど安い額ですが、こうして公にオークションをすることで危機感を煽って、資金集め(寄付)を活発化させたいという狙いもあるのかもしれません。

競売はニューヨークで本日行われるそうなので、気になった方は急ぎチェックして下さい。シャガールの舞台幕か!ほしいな!と思ったあなた、しかしどうぞお気をつけ下さい。でかすぎて飾る場所を選びます。Diapason紙によれば、

https://www.diapasonmag.fr/a-la-une/un-rideau-de-scene-peint-par-chagall-pour-le-met-de-new-york-aux-encheres-31438

いちど2007年にサザビーズにてアルメニア人コレクターの手に渡ったのだが、大きすぎて手に余り、ニューヨークに送り返されることとなってしまったとあります。今回は再販売ととなるのだそうです。メトロポリタン歌劇場が買い直したのか、それともアルメニア人が寄付したのかは、わからない。

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