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アレクセイ・リュビモフ 広島公演本日発売開始

何故急遽広島で???

リュビモフと喋っていたら「えっ、まさか?今年戦後80周年と言うのに広島公演が無い?広島に行かない?どう言う事だこれは?」急遽京都のサロンコンサートを諦めスケジュール変更…….

以前予め謝意を表わさないと事前に宣言したオバマ大統領が広島を訪れると言う時、怒りを露わにしたリュビモフが「冗談じゃ無い。何十年も被爆者たちを待たせて、謝らないだって!ふざけちゃいけない….。広島の人々は何故怒ないのか?.」「…..」「鎮魂の為のコンサートをやろう。それもオバマが来る前に。怒りすら表す機会を奪われた広島の人々のための鎮魂だ」リュビモフに言われてほぼ1ヶ月強しか無いなか、コンサートを開催。

今回も急なコンサートになりましたがリュビモフにとっては広島は特別な思いがあるところなのです。 亡くなった父は多くの同級生を広島で亡くした。父が言っていた「怒りを表す機会さえ奪われた友たち」その言葉が大変印象的だった様で、リュビモフの広島はそこから始まった。

父はよく言っていた。広島、長崎から遠世界に発信する事は結構な事だが、それよりも海外からの来日演奏家に広島 長崎に来てもらい、彼らが自国に帰り、自分の言葉でメッセージを発してくれる方がより原爆の恐ろしさや戦争の愚かさが認識されるのではないか。 ワンおばちゃんは広島出身ではない。でもこれは広島の問題というよりも日本の問題いや人類の問題なので、今戦後80年我々は岐路に立っている。 その急遽のオバマ大統領の来広の直前の演奏会ではわざわざ東京から来てくれた人が何人かいた。 その事を覚えて言えたリュビモフは今回は東京も広島のプログラムと一緒で、広島の為の鎮魂、そして今ヨーロッパで起きている悲惨な状態が如何か良い方向へ向かいます様にという意味で前半が鎮魂のプログラムとなります。