オペラ・オーストラリア、史上最悪の営業赤字を記録

君は南半球を、知っているか?

はい、知りません。残念なことに煎ったことがございません。おや、火にかけてしまったようだ。残念ながら行ったことがありません。時差がないから、距離はあってもそれほどしんどくないよ、という話はよく聞くのですが。

カンガルーの国、エアーズロックの国、オーストラリアのオペラハウスは元気だろうか。いや、元気にはまだまだほど遠い、そういうことなのだそうです。記録的な赤字を計上したということだそうです。2021年シーズンは2260万ドル(20.8億円ぐらい)もの赤字だったのだと。

https://www.victorharbortimes.com.au/story/7759066/record-loss-for-covid-hit-opera-australia/

とはいえ、巨大な倉庫を3700万ドル(34.1億円)で売却し、政府からも2100万ドル(19.4億円ぐらい)の助成金を得て、さらには資本金も取り崩して、2021シーズンは最終的に3900万ドル(36億円ぐらい)の黒字とした。

興行収入は1700万ドル(15.6億)でこれはまだまだコロナ前よりも大幅減。どれぐらい減っているかというと、2019年のチケット売上は50万枚を越えていたが、2020年は8万枚、2021年は12.8万枚。なるほどまだコロナ前の4分の1っすね。2022年シーズンはどこまで回復するのでしょう。気がついたら1000万枚に、といった「夢のような」「バラのような」ことになっていてほしい。しかしバラには棘があるなんてこともなしでな!!

コロナ初期には56名ものスタッフを解雇せざるを得なかった。再び雇用したいと思っているがいまだに短期契約しか提示できていない。「パンデミックから抜け出し、収入源が完全に確保されるまでは正社員として雇用することはありません」。

オペラ座の怪人やカルメンといった人気作を野外で上演し、たくさんの聴衆を呼び込もうとしている。劇場に人々が戻ってくるようにするだけでなく、もっと幅広い人たちにアピールできるような体験を作り出そうとしている。

オーストラリアもコロナ後はまだまだ大変。世界中どこでも大変。これまでの聴衆を呼び戻そうと頑張るだけではなく、新しい聴衆を開拓していくという考えや視点を持つ、そして実際にそのように行動していくというのは大切なことですね。

屋外公演なら聴衆の数も多くできるのはそうかもしれません。雨が振ったらおじゃんだけど、あまり雨の振らない地域ならそれもよし。

オペラ座の怪人とか、いわゆるオペラハウスがやるような作品じゃないと思われるようなものにも取り組むというのもあり。何事もフレキシブルに考えないといけません(もしかしたら昔からミュージカルもレパートリーにしているのかもしれませんけれど)。

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角英史

オペラ・オーストラリアは最高の思い出です。2017年12月31日にシドニー・オペラハウスで「メリー・ウィドウ」を観ました。幕間にシドニー湾に花火が上がり、オペラハウスから見ることができました。オペラ・オーストラリアの財団(パトロン)の総裁は半田晴久氏です。プログラムにパトロンの説明と半田氏のお写真が掲載されていました。寄附者が多いと思いました。

角英史

シドニー・オペラハウスについて、追記したいことがあります。私は2017年にシドニーに行きました。元々シドニー・オペラハウスでは「ハリー・ポッターシリーズ」など映画音楽の上演をやっていました。またヨーロッパのオペラ劇場と違うのは、年金生活者には入場料金を割引にしていたことです。オーストラリアは他のことでもいろんな発見がございましたので、また行きたい国です。