オペラをグリーンに

Photo: Met Opera

あなたはなんてグリーンなの!

グリーンてなに?グリーン車のこと?違います。環境にやさしいってことです。ところでグリーン車ってなんでグリーン車っていうか知っていますか。あっ、ご存じない。新幹線のホームでいきなり外国人に質問されたらなんて答えたらいいですか。わかりましたそれでは私めがお教え致します・・・「グーグルで検索して」。ズコ。

オペラハウスも環境に優しくあるべき、という風潮、トレンドが形成されつつあるようです。

https://www.nytimes.com/2021/05/10/arts/music/opera-sustainability.html

パンデミック後のオペラはどうやったら生き残れるのか。グリーンにならないといけないのではないか、ではどうすればオペラハウスもグリーンになれるのか。そういった事が議論され、実行に移されているようです。

電球はLEDに置き換えられ、屋上にはソーラーパネルが設置され、トラックも低排出ガス車両を使用する会社と優先的に契約をする。紙の資料はできるだけ削減しデジタル化する。また業務用車両は電気自動車を導入しゼロ・エミッションを目指す。

何年か前、ある同い年のドイツ人と話をしてて「電気自動車っつったって発電所で電気つくったのを使ってるやんか。結局おんなじことやんけ」と私が言いましたら「でも少なくとも街なかの排気ガスはなくなるんで。ごっつあんです。」というようなことを言われてものすごくモヤモヤしました。そうなのか、それでいいのか。この問題は今でも自分の中で消化できていません。誰か詳しい方、ポイントを教えて下さい。

脱線しました。オペラハウスの環境配慮についてでした。自転車通勤を奨励し税制でも優遇する、衣装やセットも再利用可能なものを使用する、アーティストも国際的スター、いわゆる「最高の人材」を揃えるのではなく、二酸化炭素排出の上限を決めてバランス良く配役を決めていく(長距離フライトで飛んでくる人の数を減らすってことです)。そういうのがこれからのトレンド。そう、これが新しい歌劇場様式。

もちろん環境に配慮するということは大切なことだと私も思っています。はっきり言ってしまえばオペラというもの自体が「究極の無駄」だったりするんですが、たとえば上の画像のようなフランコ・ゼッフィレッリ演出のスーパーウルトラミラクルグレート・ゴージャスな舞台を見て「ああ贅沢な体験をした」と感動する、とかそういうのは「フッ、昭和やな」って言われちゃうのでしょうか。そういうのがなくなっていくとなると、オペラってものの存在価値そのものに疑問も出てくるように感じてしまうのは私が昭和だからですね、きっと。シクシク。カーボンニュートラルとか、やっぱ大切ですもんね。私もちょっとジョギングして来ます(ここんとこ3キロ痩せたよ!)。

いまこそ、ヴィーラント・ワーグナーのほぼほぼ真っ暗な舞台が求められる。「おいおい、なんや暗すぎてわからんで」「省エネですしなんか雰囲気出るから、いいかなって」「せやな」。ヴィーラント・ワーグナーは時代の先行者だったのだ!バーン!!

オペラの聴衆も「豪華で大げさな体験をしたいという欲求は今では遥かに少なくなってきている」という声もあるそうです。やっぱりそうなんか。

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