ロゴの難しさ。シドニー・オペラハウスが中国組織を訴える

ロゴというのは大変むずかしいものだ、とは時々聞く話で、各社、ロゴの制作には大変な時間とお金をかけるものだそうです。大変な場合は億単位でお金がかかると聞いたことがあります。

えっ、超シンプルなロゴにどうして億単位ものお金が?と思われるかもしれません。私も最初聞いたときはそう思いましたもん。でもなんでかというと、こういうことが起こったときに困るからです。

シドニー・オペラハウスが、中国の団体、Australia China Economics, Trade & Culture Association (ACETCA、日本語で書くなら「オーストラリア中国経済貿易文化協会」とかになりますか)を、ロゴが似ているという理由で訴えました。

https://www.smh.com.au/national/opera-house-takes-legal-action-over-china-group-s-use-of-sails-in-logo-20201203-p56kag.html

なるほど・・・。組織名にオーストラリアと書いてあるからオーストラリアと中国をイメージした形を入れ込んだんですよねきっと。下がオーストラリア(海とオペラハウスかな?)で上が中国(万里の長城かな?)

これで訴訟が起こるんすよ・・・・。オペラハウスとしては、帆の形をしたこのマークを商標登録しているそうなので、侵害されたという主張ですね「欺瞞であり、混乱を引き起こす」。中国側は「ばはげている」と応戦の様子。

これこそがロゴが怖い理由ですか。皆様のご存知のケースですと、東京オリンピックのロゴ盗作疑惑でしょうか。ありましたよね。これ↓

https://www.bbc.com/japanese/34125008

こういうことが起こってしまうと金銭的ダメージ、社会的なダメージは計り知れない。なので、チームを作って、大丈夫かどうかめちゃくちゃリサーチするのだとか。シンプルであればあるほど、似ている=訴訟の危険が高まる、ということですね。JRのロゴもものすごいお金かけたと聞いていますし、世界的にめちゃくちゃ有名なのはアクセンチュアですか。アクセンチュアはあの簡単なアクセント記号(こういうやつね→ > )を含むロゴの制作に1億ドル(100億円超え)もかけたそうですYO。

うっひょー。おっそろしい。

というわけでシドニー・オペラハウスの訴訟。結果がどうなるかはわかりませんが、こういうことが起こると、勝ったとしても大変なエネルギーを消費することになるし、負けちゃうとそれに加えて莫大なお金を失う可能性もある。

ロゴは本当に危険なのだ。

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だるぺん

危険じゃないですよ、ちゃんと基本から勉強すれば。 なお権利を持っている人は訴えるのは自由ですので、訴訟が提起されただけではなんも問題は起こっていない・言ってきただけ、と法律家は考えます。