【悲報】イギリスの劇場が続々と人員削減を発表。数百人単位。

イギリスでは文化施設の救済として15億7000万ポンド(約2110億円)の拠出がつい先日決まり、

https://www.afpbb.com/articles/-/3292309

やれやれ、と一同が安心した、のかと思いきや、大きな劇場で数百人単位での従業員の解雇および解雇の可能性についてここ数日続々と発表になっています。数名でも数十名でもなく「数百人」単位ということらしいんで、これは強烈だ。

バーミンガムタウンホールとシンフォニーホール
「閉鎖により巨額の損失。人員削減という苦渋の決断をせざるを得ない」「我々の脆弱性、公的資金に依存しないビジネスモデルの結果である」「この決定により影響を受けるであろう従業員と家族の方のご心痛をお察し申し上げる」「影響を受ける方には連絡がある」
スタッフの半分が解雇の危機にさらされているとしている情報もあります。
https://www.thsh.co.uk/news/a-statement-from-the-music-charity-responsible-for-town-hall-and-symphony-hall

ロイヤル・オペラ・ハウス
「すべてのアルバイトとの契約を終了」「自主退職も呼びかけ開始」「CEOのビアードは大幅減給、音楽監督パッパーノはロックダウン以降報酬の受け取りを辞退(参考までに2016-17年度は基本給11.5万ポンド+追加報酬65万ポンド超だったとあるので、現在のレートで約1億円です)」「リストラを開始したのは大きな悲しみ」
https://www.theguardian.com/culture/2020/jul/17/royal-opera-house-lays-off-entire-team-casual-staff-coronavirus

レブレヒトによれば客席案内、受付、レストランのアルバイト400人に加え、350人が解雇、その上さらなる正社員の解雇が全部門で進められている。オーケストラと合唱団については80%の給与が引き続き払われている。これについてはあくまでも噂話。
https://slippedisc.com/2020/07/covent-garden-its-worse-than-theyre-saying/

サウスバンクセンター
「400人の雇用が危険にさらされている」「政府の救済パッケージがあってもスタッフの3分の2が余剰人員となる可能性がある」
https://www.thestrad.com/news/southbank-centre-warns-of-400-job-cuts-in-response-to-the-coronavirus-crisis/10962.article

一応イギリスでは8月1日から屋内の公演は再開してよいということになったそうですが、こんなに首を切ってしまって劇場が回せるのか?再開後はガイドラインが厳しいことになるんでしょうから現場で対応するスタッフの数もそれなりに必要ですよね。必要な最低数の人員を本当に必要な時だけ雇う、っていうことになるんでしょうかね。

再開しても実際に大きな劇場を借りて公演をするような団体はすぐには現れないだろうから、劇場の運営は引き続き相当厳しいことになるのでしょう。必然的に安定的な雇用も難しい状況が続くのかなと想像します。

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