イギリス『私、音楽家やめないとかも・・・・』→5人に1人

英国の調査、5分の1の音楽家がキャリア終了の危機

イギリスの音楽家たちも相当厳しいことになっているようです。

英国の音楽家ユニオン(The Musicians’ Union)が組合員を対象に実施した調査の結果1459人から回答があり、そのうち5人に1人がこのたびのコロナによる経済的影響のため「音楽家としてのキャリアの危機を感じている」という回答が寄せられたようです。

英国の音楽家ユニオンっていうのは公式サイトによれば約32000人が加盟しているようなので、1459人という数字は結構小さな数字に見えます。総意としてどれだけ誤差があるかはわかりませんのでそこは要注意。

https://www.musiciansunion.org.uk/Home/News/2020/May/Impact-Survey-Identifies-Key-Gaps-in-Current-Gover

https://www.thestage.co.uk/news/coronavirus-fifth-of-musicians-fear-covid-19-will-end-their-career

音楽家ユニオン事務局長ホレストゥルブリッジ 氏:
「これは音楽業界に壊滅的な影響を与える危険性を示唆している。ライブ音楽の楽しさを提供することから子どもたちに教えることまで、音楽家たちは私たちの日常生活の中で大きな役割を果たしており、そのうちの5分の1を一掃させることは想像を絶する結果となるでしょう。」

また組合員のうちの38%が政府による支援制度を受ける資格がないということも明らかになったそうです。英国政府は95%の自営業者がサポートを受けられるとしているそうなので、かなりのギャップが生じているということなのだそうです。具体的には

自営業者(年収50%減未満)
自営業者(1年未満)
有限会社として経営している人
年間収入5万ポンド以上の人
産休を取得した音楽家

これらの人たちがサポートを受けられない、としています。

また、支援を受ける資格がある人でも、そのうちの4分の1の人たちは支払いを受けるまでの間、経済的に生き延びるのが大変だとの回答。

英国では政府から分厚い支援がなされている、スピード感を持って、と言うざっくりとした認識でいましたが、それは間違いだったのか。

今後いつコンサートが開催できるようになるのか、出口が見えないので希望を見出すことはできません。5分の1もの音楽家が職を放棄するようなことになれば、英国の音楽業界もガタガタになる。この数字、考え込まざるを得ません。

音楽家ユニオンは、さあみんなで政府に手紙を書こう!声を上げることは恥ずかしいことではない!!と盛んにツイッターで投稿していて、

さらには、手紙の書き方がわからないならこの雛形を使って!とまで公式サイトには書かれています

ドイツのアーティストへの補償はすごい(どうして日本はだめなのか)という意見が日本国内でも出ていますが、同じことがここにも書かれていました。「ドイツの支援は分厚い、あるいはスウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドでも支援パッケージが発表されている(なのに英国は)」。どうもみんなドイツがうらやましくてしょうがないのだ。

一方で、私の知り合いのフランスのピアニストは、フランス政府も救済策として様々な職種に大盤振る舞いをしているが、それによって雪だるま式に膨れ上がる支援金のツケは誰がどうやって払うのか?それが今後の課題だ、と言っていました。

前途は非常に厳しい。とりあえずお先真っ暗。

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