ヴァン・クライバーン国際の優勝賞金増額。10万ドル。

ヴァン・クライバーン国際が優勝賞金が倍になった、というニュースです。・・・お金のあるところにはあるんだな、と思いますよね。

アメリカのテキサス州フォート・ワースで開催されている「ヴァン・クライバーン国際コンクール」(公式サイト)はご存じ、世界で最も有名なピアノのための国際コンクールの一つです。第1回チャイコフスキー国際で優勝したテキサスの青年が始めたコンクールは世界的に非常に名が知られるようになった。

その優勝賞金が大幅変更。これまで5万ドルだったのが、一気に倍の10万ドルへ。このコロナ時代ですが、お金のあるところにはあるんだな・・・。

10万ドルっていうことは日本円で1000万円を越してくるということです。日本は幸か不幸か物価が安いので、この優勝賞金だけでも、1人暮らしだとすれば、節約すれば何年も生きられる!!(けちくさい)

その上、ヴァン・クライバーンが有名なのは何年もの間にもわたる副賞としてのコンサートのオファーがあることです。その昔、全部ことわって研鑽に時間を費やした、なんていうルプーのような人もいましたが、コンサート活動は、それによって俺は唯一無二の天才なんだという誤った自意識を育んでしまったり向上心を失うなどしたりなどがなければ大変有効なものだと思います。

あと、コンクールはあくまでも結婚と同じで出発点に過ぎない。こうして若者の発掘と育成に力を注がれているのは素晴らしいことですが、こういうレールに運良く乗れた人でも中堅になってきたときに仕事が激減、途方に暮れるケースも多発しますので、常に自分を磨き、演奏のみならず自己プロデュース能力、あとカリスマ性やオーラとかそういう方面についても研究してせっせと磨いておく必要があるのかなと思います。

コンクールは来年の5月に開催予定。世界8箇所で予定されていた予備審査はコロナのために行われず、4月にテキサスで予備審査をやるようです。

2020年10月15日 応募締め切り
2021年2月25日 予備審査参加70名が発表される
2021年4月19日-24日 フォートワース(テキサス州)で70名が予備審査を受ける
2021年4月28日 コンクール参加者30名が発表される
2021年5月27日~6月12日 第16回ヴァン・クライバーン国際コンクール

だから参加者は2回テキサスに行く必要があるわけだ。

あと、セミファイナルにあった室内楽が消えてそのかわりに協奏曲が1曲追加。新作課題を書くのはスティーヴン・ハフ。前回はアムランでしたね。アムランは審査員も務めていたが、ハフも同様、審査員も務める。

審査員10名。このうち9名は初参加とありますけど、ここでミニクイズ:2回目以上の1名って誰だと思います?

マーリン・オールソップ
ジャン=エフラム・バヴゼ
リコ・グルダ
アンドレアス・ヘフリガー
ウー・ハン
スティーヴン・ハフ
アン=マリー・マクダーモット
ガブリエラ・モンテーロ
オリ・シャハム
リリア・ジルベルシュタイン

なお男女比は1:1です。

上のミニクイズの正解ですけれど、意外にもというか、アン=マリー・マクダーモットなんですよ(2017年審査員)。

アメリカはあちこち今年いっぱいまで演奏会などが中止に追い込まれていますが、来年になれば回復するのか。全く先は読めませんが、回復することを望みましょう。

テキサスまで観に行きたいと思っている方は、チケットの返金ポリシーもよくお読み下さい。中止になった場合を除き、返金は一切ありませんと書いてあります。延期になっただけでは返金はうけられないってことです。

おぅ、ここにもリスクが。

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