ほんでオーパス(Opus)番号ってなんなの

月曜日なんで、雑談でもしようか。

クラシック音楽に関わっていると必ず出会う記号それがOpusもしくは略してOp.なんですけど、なんなのこれ。Op.でもop.でもいい。どうやら慣習的にオーパスと読むようだ。そしてこの単語どうやらラテン語らしいんですけど“オーパス”だと英語読みっぽくない?“オプス”とかじゃないの?あとOpvsと書くと間違いなの?誰か詳しい人教えて。

ほんでOpusは何なのかと言うとすなわち「作品番号」ということで、誰のどの作品かをはっきりさせるために作品に付随している数字。楽譜を出版する時に数字を割り当てて書くのが普通・・・・なんですがそうでない場合もけっこうある。そもそも出版が確立されるのは18世紀ぐらいのことですし、それに作曲家の皆さんがきちんと作品番号を整理されているかというとそうでない場合もかなりあって、例えば作品1が複数あったり、作曲された順に数字が振られていなかったりして、むしろ相当いい加減。

それはそうとチェルニーなんかOp.861まであるんよ。書き飛ばしすぎやろと突っ込みつつも、大人気だったんだな、と感慨深く受け止めるのが大正解。売れなかったらこんな出版されないから。

Opusではない整理方法ももちろんあって、というかそちらの方が多いですね。よくあるのは研究者の名前の頭文字を使うっていうやつ。モーツァルトはK(ケッヘル)、シューベルトはD(ドイチュ)、ドメニコ・スカルラッティはK(カークパトリック)とL(ロンゴ)の2名が割り振った数字を併記するのが多い。ややこしいッティ。ハイドンはホーボーケンさんでHob。ホーボーケンは凝っていて、ホーボーケンの下にジャンル分けをやっている。Iなら交響曲、IIIなら弦楽四重奏、ピアノソナタはXVI。実際にはHob.1:70(この場合交響曲70番を指す)とかそういう風に書く。面倒すぎてめまいがする。

バッハの場合はBWVと書いてBach Werke Verzeichnis(バッハ作品目録)。これはベー・ヴェー・ファオって読む人は少なくてビー・ダブリュ・ヴイと読む。おや、それは英語でいいんだね?(ええんやで)。ヘンデルはHWV。間違ってエイチ・エム・ヴイって読まないでね。

つい微笑してしまうのはブクステフーデの作品番号(ブクステフーデっていう作曲家がいまして、バッハよりも年長なんです)。この人の作品番号はBuxWVなんですよ。バッハと同じBWVにしてしまえばよかったのに、なぜかちょっとやる気を出してしまってBuxWV。バッハとちゃうわ、という気概を感じさせる内容となっております。

Opusよりもこちらの整理方法の方がより正確な感じもしますけど、じゃあ最近見つかった作品はどうすんの?とか、偽作だとわかったらそれは欠番にすんの、それとも他のやつが繰り上がるの?(それだけはやめて)、など、やはり疑問は尽きない。

以上オーパスもその他の整理番号も含め、世の中ぐしゃぐしゃでっせって言うのが現実です。最終的にどの曲かわかればそれでいいのよ。多分。

というわけで明日のテストに出ますのでよく復習をしておいてください(なおテストはコロナ感染防止対策のため中止となっておりますご了承ください)。

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