管楽器はマスクをして吹く時代へ

出演者も原則マスク」という表現が話題になっています。

鍵盤楽器や管楽器ならともかく、管楽器はどうすんの、とか、歌はどうするの、指揮者は表情とかでも表現してるんだけど?とかそう言うことにもなるのだと思いますが、無理な場合は舞台上では外してもいいってことみたいなので、簡単に言うと「現場で臨機応変に対応してや後は頼んだで!」ということでしょう。そう、事件は現場で起こっている!!!

突然関係ないですが深津絵里が大好きです。JR東海のCMなんて狂おしいぐらいに好き。

古くてごめん。

さて、マスクをしてどうやって管楽器をやれっちゅうんや!というご意見もありますでしょう。ごもっとも。どうやるんや。でも例えばチェコ・フィルはすでにマスクでコンサートを実施しています。無観客ですが。これ見て。

この曲「家路」のメロディーな。リスク低減のため、ホルン奏者はステージ上におらず、バルコニーで吹いております。顔には大きな黒いマスク。ベルにも黒い布が完備。おやこの布にも穴が(ゲシュトップ対応済)・・・。ちょっと左右の間隔は狭いかな?

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【5/17(日)AM9:38追記】 ホルン奏者のマスクには穴があいています。マスク越しには吹いていませんのでお気をつけください(・・・って何を?)。マスクの口元あたり両脇にジッパーがついているのを動画でご確認ください。特注のマスクっしょ。ジッパーでできるだけ穴を小さくするってことだろうな。誰かにジッパー閉めてもらわないといけないし、うっかり挟まれたらめっちゃ痛いに違いない。

なお指揮者はヤクブ・フルシャで、メロディー吹いてるのはバボラークです。チェコ・オールスター布陣であります。
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これをナンセンスと笑い飛ばすことは簡単ですが、みんなこの人たち大真面目に取り組んでいるんと違いますかね。カメラワークだって照明だって、やっつけ仕事には見えない。実際に演奏したメンバーにどうだったか、どう思ってるのか聞いてみたい。

余談ながら黒いマスクってのはわたしにはどうしても異様に写るんですが、国が違えば言葉も文化も考え方も違う。ヨーロッパには黒髪に憧れるブロンドの人とか低い鼻に憧れる(!)っていう人も結構いたりするんで、チェコフィルの中でも黒いマスクがクール!っていう事になってこれで揃えよか、と決まったとしても何の不思議もない。

現実的に現場ではどう対応する?

しかし楽器同士の距離やマスク着用については海外のサイトなどを眺めておりましても意見が分かれている模様ですね。管楽器は普通に息をするよりも安全(飛沫は飛ばない)だから距離を開ける必要なし、という主張から、前方12m開ける必要がある、といった主張まで様々。コロナについて不明な点がまだ多いだけに、日々事件が起こる現場の判断は悩ましいところです。

誰かがリスクを覚悟で「えいや」と大胆に距離を詰める→他団体もそれを見て横並びで詰めていく→何度か繰り返して感染がなければまた大胆にあるいはじりじりと距離を詰めていく→マスクについてもこの間のどっかのタイミングで外すという判断をする→感染が出たらまたマスク着用、遠ざかる(もしくはそれ以上しばらく詰めない)、ってことになるのでしょうかね、現実問題として。アホだのバカだの言ってても最終的には、まあしょうがない、現場で判断をして粛々とやるしかないっすね、っていう方向になるのでしょう。

その昔、ベルリン・フィル木管五重奏団の日本ツアーにマネージャーとして同行したことがあります。そのツアーでの移動中、クラリネットのヴァルター・ザイフェルト氏がマスクをしていました。曰く「日本人はマスクしまくっているよね。奇妙だと思っていたけど、実際にドラッグストアで買ってつけてみたらけっこう快適!そのうちコンサートでもマスクしてクラリネットを吹くこともあるかもね!真ん中に穴をあけなくちゃ!!」「ダーーーッハッハッハッ!!!」磐梯山あたりにベルリンの愉快なやつらと私の大爆笑がこだましていたのは13年ぐらい前のことでした。

それが現実になる日が来ましたよ。

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