ウィーン・フィル、コロナワクチンを優先的に受ける

つくづくウィーン・フィルはオーストリア政府にとって特別な存在なのだと思いますが、ウィーン・フィルに優先的にコロナワクチン接種が行われているようです。148人のメンバーのうち95人が優先的に第一回目の接種を受けたそうです。

https://www.wienerzeitung.at/nachrichten/kultur/klassik/2100737-Wiener-Philharmoniker-erhielten-erste-Impfung.html

https://www.derstandard.at/story/2000125915161/vorgereiht-wiener-philharmoniker-bekamen-die-corona-impfung

新聞などで「すべての音楽家の顔面に平手打ちをくらわせた」などと批判されている模様。なんでウィーン・フィルだけなのか、ずるい、許せない、ということですね。恨み節だ。うーむ、その気持、わかる。

ただ、順番に関してはどうやろうと批判は出るだろうし、議論を始めたって絶対にまとまりっこなくて、侃々諤々、喧々囂々、やがて踊りつつ会議せざるを得なくなるわけで(ウィーンだけに)、誰かが、最終的には政府が責任をとって「えいや」と決めるしかないのでしょう。批判は甘んじて受ける。それより僕と踊りませんか、ウフッフー。 

ふざけたことを言っている場合ではない。

ウィーン・フィルという存在がウィーン市やオーストリア国家のPRに大きいのであれば、ウィーン・フィルが優先されるのは・・・どうにもしようがないことなのかもしれません。難しい、という一言で片付けるのはよくないように思いますが、難しい問題だ。しかし既にそうなってしまったわけですから、ウィーン・フィルや政府に対し罵声を浴びせるのではなく、ほかのあらゆる文化団体へのサポートもぜひ!というか迅速に全国民に!と粘り強く声を上げるほかないでしょう。

いやしかし、どこの国も本当に大変だ・・・・。日本のワクチン接種率なんてまだたったの1%ちょっと。本当涙が出るで。

今回ウィーン・フィルが優先的にワクチンを受けたのは、国際的なテレビその他のメディアとのコラボレーション、演奏活動のためということだそうです。具体的にはミラノ・スカラ座でのコンサートが挙げられていて、スカラ座では演奏者側にワクチン接種を義務付けており、それが果たされない場合は違約金が発生するのだとある。

いや、ウィーン・フィルのカレンダーを見ると、ミラノだけどころか、ヨーロッパ各国での演奏が予定されている。めちゃめちゃツアーが予定されてますやん、まじか!と思って各ホールのサイトを見てみたら結構中止になっている。やっぱそうですよね。

ウィーン市としては、いまのところ他の文化団体への優先接種は考えていない、としていたところ、いくつかの団体や人々をサポートしていく、と修正する声明を出した?ようです(ドイツ語の理解が間違っていたらすいません)。これが単なるガス抜きとならないことを願います。何よりも、健康が第一であります。皆様どうぞ本日もご安全に。

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