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ジャニーヌ・ヤンセン、10日で12台のストラディバリウスを弾く!(今秋公開ドキュメンタリー&CD)

今秋公開予定とはありますが、日本での公開もあり得ますでしょうか。爆発的に面白そうなドキュメンタリー映画の情報が回ってきたでー。

オランダの大人気ヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンはストックホルムを生活の拠点にしている(知らんかった)。彼女がロンドンへ行き、10日間かけて12台(12挺)ものストラディバリウスを演奏するというのがその内容だそうです。ピアノはパッパーノ。録音はCDとなりデッカから発売されるということだそうでございます。

https://www.thestrad.com/news/new-documentary-profiles-janine-jansen-and-her-relationship-with-12-stradivari-violins/13013.article

https://www.classical-music.com/news/janine-jansen-to-master-12-stradivari-violins-in-10-days-for-new-documentary-film/

12台か。すごいな。このドキュメンタリーと録音の計画のため楽器を集結させるのはめっさ大変やったぞ、と書かれていますが、そのとおりだろうな、という以外の感想を持てない。それぞれの楽器の歴史を学ぶと同時に個性も知り、その楽器に一番あうと思われる曲を演奏、録音したんだそうです。下の画像が今回彼女が演奏した12台のストラドで、クライスラー、ミルシテイン、ヘンデル、シュムスキーなどが所有、演奏してきたものもあれば、なんと200年間全く演奏されなかったというウルトラレアなんもある!まじすか、げええっ!

ストラディバリウスはご存知、世界でも最も有名かつ高額なヴァイオリンで「家が建てられるぐらい高い」とか昭和の頃は言ったものですが、そのお値段はどんどんと音を立てて上昇している。2-3億円かな、ふふふ、とかいうふうに私は理解していたのですが、今や2500万ドル(27億6600万円)ぐらいすることもある、と予告編でベアーズという会社のおっちゃん?かな?が言っているので仰天しました。

27億か。なるほど、そこまできたらもはやもう庶民には手が出ないわ(元から出ないけどな)。お金持ちがマネーゲームするためのおもちゃになりつつあるのではないかと若干危惧もするわけであります。ストラディヴァリのバブルが弾けたら、、、、ガンツシャイセや。おや、汚い言葉を使うな?ごめんあそばせ。

そういう楽器を12台も、一人のヴァイオリニストが演奏する、CDに収録するまでを収めたのがこの映画、ドキュメンタリー映画ですね。《フォーリング・フォー・ストラディヴァリ》。訳すなら《ストラディヴァリにぞっこん!》とかです。・・・・なんやしかしめっちゃダサいなこの訳。あかんで自分。もっと売れそうな訳をどなたか教えてください。

撮影の最中にジャニーヌはコロナにかかってしまったのだが、3週間後に回復し、撮影も再開し、録音も完成した。予告編はこれ↓

本人も「めちゃ楽しいしチャレンジング、もう燃え尽きたわ」みたいに大満足のご様子。いやー、さぞ楽しかろうな・・・。

ロンドンでの公開は9月2日だそうです。ミニシアターでもいいから、日本でも公開されると嬉しい。観に行きます。あまりにもマニアック過ぎて映画館にかけるほどには売れないでしょうか。そんな場合はアマゾンの配信でもいいんで、なんとか日本でもみられるよう皆様お願いしますぜひ。