結局のところズヴェーデンと書くべきなのかツヴェーデンなのか自分の中でいつまでたっても確信が持てず、その日の気分とか思いつきでえいやっと書くのですが、それでも自分の中ではツヴェーデン説が優勢かな、なんとなく。うん(じゃタイトル直せよ)。
ところがニューヨーク・タイムズ紙によると“Van Zweden, whose name is pronounced Yahp van ZVAY-den”とあり、なら「ズヴェイデン」か。はたまたForvoでオランダ人の発音を聴くと「ツウェイデン」とも聞こえる。なんやどれが正しいんや!!混乱と怒りのダブルパンチや!(怒る必要はありません、どれでもOK)
2018年よりニューヨーク・フィルの音楽監督を務めていますツヴェーデンですが、2024年シーズンをもって退任が決定しました。
https://www.nytimes.com/2021/09/15/arts/music/jaap-van-zweden-new-york-philharmonic.html
「6年で退任するのは短い。ブーレーズ以来だ」とありましたけど、Wikipedia見ますとバーンスタイン以降の監督は
ピエール・ブーレーズ(1971 – 1977)
ズービン・メータ(1978 – 1991)
クルト・マズア(1991 – 2002)
ロリン・マゼール(2002 – 2009)
アラン・ギルバート(2009 – 2017)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(2018 -2024)
となっており、特別短いと言うほどでもない。ギルバート8年、マゼール7年、ブーレーズとツヴェーデン6年。なおマーラー2年、ストコフスキーは1年。
本人としては当初の契約が切れる2023年を持って辞任する意向だったようですが、説得されて1年だけ延長することに同意したのだとか。なぜ1年延長するかと言うと「リノベーションが2022年に終わる本拠地デイヴィッド・ゲフィン・ホールにオーケストラが戻ってから落ち着くまでにしばらく時間がかかるから」そして「後任者を探すため」。
本人のコメントによりますと理由は「パンデミックによって人生や優先事項を考え直さなければならなくなった」「フラストレーションや怒りからではなく、たんに自由のためです」だそうです。2024年には香港フィルの契約も切れるが、そちらも延長しないとのこと。また地元オランダの、自身がかつてコンサートマスターを務めたコンセルトヘボウ管の指揮者になることは考えていない。
ニューヨーク・タイムズ紙によれば「世界のトップアンサンブルに求められるスター性と創造のエネルギーが彼にあるのか、特にこの挑戦と変化の求められる時代に」などの批判の声もあったそうで、ニューヨーク・フィルのような伝統とプライドを背負うオーケストラの監督を務めることは大変難しくストレスに満ちたものなのでしょう。仮に私が行けば0.56秒でKOされ号泣しながら退場となることだけは自信を持って言い切れる(自信満々)。
さっそくファンの皆様は次の音楽監督候補の名前を挙げるのに余念がない。まるで自民党の総裁選のようであります。
グラツィニーテ=ティラ、スザンナ・マルッキ、ソヒエフ、ビシュコフ、ドゥダメル、ルイージ、ネゼ=セガン、シャイー、ノセダ・・・・。