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ニューヨークに海外オーケストラが戻る(2年ぶり)

ついに、およそ2年ぶりに、海外のオーケストラがカーネギーホールの舞台に立ちましたよという晴れやかなお話です。

このたび1月31日にカーネギーホールで公演をしたのは、ロンドンからお越しのおおおおお、、、、ロイヤル・フィルぅぅぅううう!!ドンドンパフパフ!!(古いな)

https://www.nytimes.com/2022/02/01/arts/music/classical-music-carnegie-hall.html

ロシアからお越しの指揮者ヴァシリー・ペトレンコに率いられ、ロンドンのやつらが海をこえ、山を超えてやってきた。テケテケテッテッテー。海外オーケストラがカーネギーホールの舞台で演奏したのは、2020年の2月24日革命ロマン主義管弦楽団以来のことである!!

「ん?革命ロマン主義ってなに?」「やだなあ、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックですよ」。「ああなるほど」(ガーディナーのやつ、めんどくさい名前つけやがって。無理しやがって・・・)。

ロイヤル・フィルは今シーズン創立75周年だそうで、そして25年ぶりのカーネギー公演だそうで、夢が散ってしまうことなくかなえられてよかったですね本当に。ビザ獲得も簡単じゃなかっただろうし、感染者が出て撃沈のリスクも押さえて無事にニューヨークできたのは本当に喜ばしいことだ。早く日本においても海外オーケストラによるツアーが復活することを願っております。本当に。集客は不安だが。

今月末にはウィーン・フィルがカーネギーホールに立つことも決まっているそうですけれど、ウィーン・フィルは言ってみれば国家を背負った団体なわけなので話は若干異なるかなと。まあウィーンフィルも自主的な組織なんですが、いわば特殊な立ち位置にいる方々なので、それに先立って思いっきりプライベートカンパニーであるロイヤル・フィルがカーネギーホールに立つというのは実によきかな、と言うか、アメリカ的と言うか、象徴的と言うか。ようはええ話やっちゅうことっすわ、こんちくしょう!!(何に興奮しているのか)

カーネギーホールに行くためにはどうすれば?忍耐、忍耐、忍耐。

演奏したのはもちろんオール・ブリティッシュなプログラム。ブリテン「ピーター・グライムズ」から《4つの海の間奏曲》、エルガーのチェロ協奏曲(ソロはキアン・ソルタニ。すっかりスターになりはってお父さんも嬉しい。武蔵境でラーメン食って喜んでたんはいつの頃やったろうか)、そしてホルストの《惑星》。ってことは女声合唱も連れてったってことですかね。うおーやるなー。お金かかってんなー。さすがやー!!って調べてみたらムジカ・サクラというニューヨークの合唱団やった。せやな。わかるわ。倹約は大事や。移動する人の数は少ないに越したことがないもんね。

アンコールにショスタコーヴィチ「馬あぶ」のイントロダクション(知らない曲だ)、チャイコフスキーの「雪娘」から《軽業師の踊り》。さすが指揮者のロシア魂が押さえられなかったほほえましい選曲だといえよう。