キア自動車(日本ではあまり知られていませんが韓国第2のメーカーです)が、車の中で聴く音楽の種類が運転手にどのような影響を与えるかを調べた結果、ベートーヴェンが一番効率的だったというのであります。
https://www.motorbiscuit.com/drivers-listen-beethoven-get-increased-ev-range-according-kia/
ほーさよか。
いやこういうのを目にするとどうも、またまたぁ!って直感的に「眉唾なんじゃないのか」と思ってしまうんですが、それは私の心がベンジャミンの木のようにねじ曲がっているからでしょうか。
運転効率がよいというのはつまり燃費がいいってことで、電気自動車の場合は燃費ではなく電費と言うそうですが、つまり、ベートーヴェンを聴きながら運転すると、ポップスを聴きながら運転するよりも電費がよくなるということ。アクセルワークがマイルドになる?最高速度も押さえられる?おそらくそういうことなのでしょう。
テストが行われたのはイギリス、ケンブリッジ。街なか、ラウンドアバウト、高速道路、曲がりくねった田舎道など。この車にサウンドシステムを提供しているMeridian Audioの本社がスタート地点だったとのこと。またドライバーは、電気自動車を運転したことのない一般人が選ばれ、彼らには体温、心拍などのデータを検出できる装置も装着された、と。
結果によれば、ベートーヴェンの音楽は「落ち着いた、集中した、バランスのとれた気分を生み出す」ことがわかり、実走行距離で最高の運転を可能とした。この曲によって運転者は最大で4倍も効率よく運転できた、と。なんと4倍も!!
「航続距離を伸ばしたいならベートーヴェンなどのリラックスできるクラシック音楽を、航続距離が多少短くても気にならないなら、ぜひハイテンポな曲を聴かせるようにしましょう。」
ほんとうか。
で、実際に聴いてもらった音楽が何かというと、以下の通りです。
テイコ:「アウェイク」
アデル:「ハロー」
ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」
アンナ・メレディス「ノーチラス」
カニエ・ウェスト「フェード」
ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』第2楽章
待て待てベートーヴェンって言いながらノリノリでイケイケの第九の第2楽章ですやん。この曲とは思わなかったなあ。エリーゼのためにとか悲愴の2楽章とかそういうのを想像してましたわ。第九でも第3楽章だとまた違った結果が出るんと違いますかね(音量の小さい箇所は車の中では聞こえないかも)。