世の中にはコンクールもたくさんありますが、なんとか賞、とかそういう「賞」も本当にいろいろあります。コンクールだけでなく、こういった賞をもらうことでも、そのアーティストに対する関心が高まり、より多くの皆様に活動を知っていただけるという利点があります。また直接的な利点として、賞にはだいたい賞金がつきますから、金銭面でもあたたまるという意味もあります。
いきなり100万円とかもらえたら、それだけでもああよかった、と思いますよね。昨日のマラソンでは1億円が日本新記録に対して贈られたわけですから、靴のおかげとか言わず、すごいな羨ましいな、と思えばいいのだと思います。こういう直接的な金銭も、モチベーションになりますよね。生活に追われてヒイヒイいうことなく、安心して自分の仕事に打ち込めることになるわけです!!
さて、世の中に沢山の賞はありますし、クラシック音楽に限定してもあちこちでかなりの数の賞があります。その中でも私が最も好きな賞をティモシー・リダウトが受賞しました。「ボルレッティ=ブイトーニ賞」です。
はっ?なんなのその賞、知らんわ、という方も大勢おられるでしょう。知ってるけどなんで君この賞が好きなの、という方ももちろんおられることと思います。その理由は明白で、単純です。お名前の響きがいいからです。本当にそれだけなのか。それだけです。スパゲッティみたいで美味しそうじゃないか。
ふざけていると思われるでしょうか。ふざけているかもしれません。このボルレッティさんとブイトーニさんご夫妻が設立した賞は、ご主人のブイトーニさんがおなくなりになったあとも続いており、2年に一回だったと思うのですが、その賞の発表がこないだあったわけ。それでリダウト選手の受賞を知ったわけ。
すばらしいことです。このページがそうなので見に行ってきてくださいね。
コンタクトページには我々MCSのお名前も記載してもらっていて、不肖私は嬉し恥ずかしクネクネマシーンと化したのであった。了。
なお、この賞の過去の受賞者全員のリストがここにあります。
大変見やすくて直感的にわかりやすいページになっていて、そういう意味でも素晴らしい賞です。受賞者リストがない、とか、あってもむちゃくちゃわかりにくいっていう賞もいっぱいありますからね。なんやあえて見つけにくくしているのかな、と思うほどにわけわからんページとかもあるからね。こういう風に見やすくしていただいて、地味に嬉しゅうございますわ。