ナント大聖堂の放火犯人逮捕。昨日の朝にそのニュースが流れました。やっぱり放火でした。
日本でも主要なニュースで流れたと思うのでご覧になったと思うのですが、音楽関係者なら気になる部分が日本語ではほとんど報道されていない(発見できなかっただけ)ようなので、調べてみた内容をここに記載いたします。
犯人はオルガンを狙って燃やしました。
いくつかニュースサイトを見まして、異なる書き方をしているものもあるんですが、要約すると以下の通りかと思います。
※自白の強要による冤罪でなければ、という条件は頭に入れておいてください。
●ルワンダ難民エマヌエル・A氏39歳、カトリック教徒
●昨年11月に国外退去を求められ係争中だった
●5、6年前から大聖堂のボランティアで当日は戸締まりを担当
●最初から疑われていたが大聖堂側は無実を信じていた
●逮捕→告白し本人安堵した(強い自責の念にかられていた)
●放火の理由はまだ明らかにされていない
●大小オルガンおよび電気パネルに放火
電気パネルっていうのは多分照明とかのスイッチが集まってるパネルのことかと想像しております。
それで、改めて大オルガンの状況も説明されていますが、
「地方文化局遺産管理団体の長によると、大オルガンの部品は救えるものがあったとしても、ほぼないだろう」
the head of the regional DRAC state heritage agency, said very few, if any, elements of the main organ were likely to be saved.
https://www.theguardian.com/world/2020/jul/26/nantes-cathedral-fire-volunteer-arrested-and-charged-with-arson
完璧に燃えた。