ハンガリーを代表する指揮者の一人、イヴァン・フィッシャーにアイデアが生まれた。新しいマスクのアイデアが降誕したのである!!これで、音が良くなる!!
眼鏡のつるのようなものに、お手々の形をした透明のプラスチック?がくっついておりまして、それがマスクとつながっている。うむ、実に不思議な形をしている。独特だ。
どういうこと?不思議におもうあなたも、四の五の言わず、開発者ご本人が説明するこの動画を見てほしい。1分ちょっとだから。
このマスク、冗談かと思いきや本気だそうで、なんと購入可能であります。ブダペスト芸術宮殿で買えば10,000フォリント(約3,500円)、ブダペスト祝祭管弦楽団の事務局に注文して買うと8,000フォリント(約2,800円)。注文はメールで、受け取りは事務局にて。量産品ではなく、受注生産?なので、発送はしていない。ほしい方は以下URLから詳細をお読みください。
https://www.bfz.hu/en/media/bfo-magazine/listen-bfo-ivan-fischer-acoustical-mask/
なお芸術宮殿のブックストアもしくはロビーでも買えると書いてありますが、こっちで買うならオーダーは不要ということか。こんど芸術宮殿行って実物を確認してくるね(「こんど」がいつになるのかは未定)。
利用者のコメントがあって「明らかに音がよくなった」と書いてありますけど、本当か。すくなくとも「明らかに違う」だろうなという気はしますが、それがいい方に結実しているかどうか。試してみないとなんとも言えない。劇的にいいのであれば利用者も増える・・・・かもしれませんがそれでも増えないかもしれない。
なんとなれば私の直感が、そしておそらくみなさんの直感も告げていると思うんですが、装着するのにはかなりの勇気、そうでなければ相当の勇気がいる。目立ちまくるし後ろの人の視界も妨げそうだ。持ち運びがきわめて困難そうである点あたりに改善の余地もありそうだ(しかし何事もチャレンジだね)。
クラシック音楽のコンサートに来る人は年齢層が高く、聴力が低下しているかもしれないという点は、もしかするとこのマスクの効果と関連があるのかもしれない。あと10年ぐらいして、まだこのマスクが売っていたら私も試してみるかもしれないし、試してみないかもしれない。