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ヴァン・クライバーン国際2022の申し込み締切り迫る(10月14日まで)

コンクール開催日程 2022年6月2日~18日
応募締切日 2021年10月14日
応募資格:1990年6月12日以降、2004年6月2日以前に生まれた人

テキサスといえばヒューストン。ヒューストンといえばNASAのジョンソン宇宙センターや。行ってみたい行ってみたい行ってみたい!!

だがテキサスにはピアノを志す/志ざした人間にとってあこがれの場所がある。そう、それがフォートワース。世の中はいまショパン一色かもしらんが、ヴァン・クライバーンも忘れないで。

いやそもそも一般の方にとってはフォートワースなにそれという感じかもしれませんが、地名です。ここはアメリカの伝説のピアニスト、ヴァン・クライバーンが自分の名前を冠したコンクールを創設したところ。ヴァン・クライバーンのおさらいをしておきますと、モスクワの第一回チャイコフスキー国際コンクールの優勝者で、凱旋したアメリカでは紙吹雪が舞う大パレードで一躍時の人に。そのあとわずか数年後に自分のコンクールを始めるとか、なかなかおぬしやるな、という感じです。偉そうで申し訳ありません。

辻井伸行さんが優勝したコンクールとしてご存知の方もおられるでしょう。ヴァン・クライバーン国際はピアノの国際コンクールで世界最高レベルに位置する一つと言われております。ルプー、ブッフビンダー、ツァハリアスといった著名ピアニストがこのおコンクールで優勝入賞してきたのです。最近ではベアトリーチェ・ラナが2位で有名になっていきましたね。

クライバーンがチャイコフスキー国際に優勝したのは1958年で、第1回ヴァン・クライバーン国際コンクールが開催されたのが1962年。ほら、4年後には開催してるってことですから、チャイコフスキーで優勝した翌年あるいはおそくとも2年後ぐらいには計画が持ち上がっていたに違いないのだ。このわずか4年という短さに私はいつも感嘆するわけです。

そのクライバーンも鬼籍に入ってはや8年、来年2月27日で9年となる。時が経つのは早いものだ。そして、第16回目を迎えるヴァン・クライバーン国際コンクールも、来週が申し込みの締切となるわけだ。10月14日が締め切りです。コンクールの開催は来年6月2日から18日(本来ですと今年行われるはずだったが、1年延期。)

2022年6月に開催される。コンテスタントの高度な技が炸裂しまくることを私も熱望しています。日本の若者たちも上位を目指し頑張ってほしい。

今回の審査員は

マーリン・オールソップ(審査委員長)
ジャン=エフラム・バヴゼ
リコ・グルダ
アンドレアス・ヘフリガー
ウー・ハン
スティーヴン・ハフ
アン=マリー・マクダーモット
ガブリエラ・モンテーロ
オリ・シャハム
リリア・ジルベルシュタイン

以上。なお審査委員長が本選を指揮することになっているがええんか。あんまりないパターンちゃいますの。普通審査員っていうのは出場者との接触を限りなく低くするもんですがね。でもこのコンクールは前回も審査員の一人アムランが新曲課題を作曲してましたので、こういう感じで世の中の常識を疑ってかかるのは嫌いやないで。

募集要項および申込みはこちらから:https://cliburn.org/2022-competition-application-rules/