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来年の話をしてみるその1

来年の話をすると鬼が笑いますか。古いですか。迷信ですか。迷信ですねきっと。なぜかと言うに、鬼を見たという人が現代にはいないから。終了。

終わってしまっては元も子もないな。本物の鬼を見た人はおそらくいないかもしれないが、観念的な意味での鬼を見た人はたくさんたくさん、いるのではないでしょうか。つまりですよ・・・・・「妻の頭に角が生えた!!!」とか、いう経験を持つ人は世の中に数え切れないほど多数いるに違いない!!嗚呼恐怖!鬼はIoTな21世紀の現代にも跋扈しているのである!!

すると、来年のことを言うと鬼が笑うというのはすなわち、妻がアハハハと笑うということですね、いいことですね。じゃあやっぱ来年の事を話ししてみるね!!

MCSではただいまメルマガ顧客(無料)およびフレンズ会員(有料)募集中、としておりますが、ちょっと待ってや、そもそも来年どういう企画があるのん?という話にもなりますよね。そうです、おそらく最後のホール公演となるアレクセイ・リュビモフのコンサートもあるでしょう。だがもちろん、それだけではありません。我々は、いい音楽、素晴らしい芸術を日本の皆様にご提供していきたい、そのように思っているからです。

で、来年来る予定のアーティストを、ここでひっそりと、気が向いたときにちょっとずつ小出しに発表しますね(せこいとか言わないで)。このブログ、始めてから3ヶ月経ちましたけれど、まだまだ、知ってる、読んでる!と言ってくださる方の数はそこまで多くないので、ひっそり、と、こういうことになろうかと思います(時々「読んでますよ」と言ってくださる方もおられて、そういうときは大変うれしくなりますニッコリ。ハッピー)。

では来年来日する予定のすげーアーティストをここで一人、発表しますね。それは・・・ギタリストで、現在疑いなく世界トップ奏者の一人として認知されているMarcin Dyllaであります。テニスで言ったらナダルとかジョコヴィッチとか、そういう、段違い化け物クラスのギタリストですよ(なんか前もこういう例えをしたことがある気がする)。うおおおお!!ただしお名前の読み方にイマイチ自信がないのでアルファベット表記なのであります。

google翻訳に読んでもらいますとマルツィン・ディッラ、と聞こえますので、マルツィン・ディラでこれから行くことにします。

私は「ギターのクリスチャン・ツィメルマン」と敬意を込め呼んでいるのです。なんとなれば、同じポーランド人で、見た目の風貌も雰囲気が似通っており(目の色が淡いところも似ていれば、ひげをはやしているところも共通)、同じく完璧主義者で、プログラムはなかなか決まらず、主催者側からのプログラムに関するリクエストは一切聞いてくれません。

しかしその内容は素晴らしいの一言。ひとたび演奏を始めれば、ずば抜けた集中力&強烈に気品のある演奏。ホールを満たす神々しいまでの音楽。聴衆は一気に引き込まれてしまい、終演までその集中力が持続する。待ち受けるのは満足した心地よい疲労感。・・・・って抽象的ですな。ま、凄いねんわ。間違いなく世界のトップ奏者の一人だと言われる所以だ、と深く納得するのであります。

そんなマルツィン・ディラ、来年の夏の終わりに来日を予定しております。東京で、そして全国で10回近くの公演がありそうですので、クラシックギターファンの皆様含め、最高の芸術に触れたい、という全ての皆様にご期待いただきたい、そのように心から思う次第です。

おっ、今日は真面目に決まったぜ。

というわけで参考までにYouTubeの音源を一つ貼っておきますね。