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ストラディヴァリウスをめぐる殺人事件がパラグアイで発生

パラグアイで先月、ドイツ人のヴァイオリン修復家(上写真)と14歳の娘が殺害されたそうです。そしてその犯行にストラディヴァリウス4挺が関係しているのではないかというニュースをガーディアン紙およびテレグラフ紙が報じています。

https://www.theguardian.com/world/2021/nov/10/stradivarius-violin-germans-killing-paraguay

https://www.telegraph.co.uk/world-news/2021/11/10/three-men-tortured-killed-archaeologist-teen-daughter-rare-stradivarius/

容疑者の家から4挺のストラディヴァリウスと見られる楽器が発見されたと書かれていて、テレグラフによりますと、楽器が本物のストラディヴァリウスであることを証明する「鑑定書」を出せと拷問した末に殺害したということのようで、なんともすさまじい話だ。悲惨すぎる・・・・。

ストラディヴァリウスは投機の対象になっていることもあり、値段は上昇をつづけています。本物であればいまや10億円を超えることもありますので、4挺ものストラディヴァリウスといえば下手すると40億円以上、いやひょっとすると80億ぐらいの価値があるかも、ということとなります。闇市場にでも売るつもりだったのだろうか。

ストラディヴァリウスが作ったヴァイオリンは650ぐらいが現存していると言われますが、誰が持っているかわからないものもある。個人所蔵のもの、いわゆる表に見えていない楽器だったのかもしれない。しかしながらダイヤモンドなんかと同じで「偽物」の可能性も少なからずある。お宝鑑定団でいちじゅうひゃく・・・5000円!なんていうこともありうるのだ。当然ながら鑑定はめちゃくちゃ難しい。

被害者は美術館のオーナーで考古学者、音楽家、そしてヴァイオリン修復家。若いころマンモスの骨を発見して有名になった人物とあり、そのヴァイオリンをどのような経緯で入手したのかはわかりませんけれど、おそらく大変裕福だったのでしょう。逮捕されたのは近くに住んでいたドイツ人男性ともうひとりのドイツ人、そしてチリ人の合計3名だそうです。

男性は容疑者に「旅行に行くから」と楽器を預けた。そして旅行から帰って来た時、火事で楽器は燃えてしまったと説明をしたのだそうです。ものすごくわかりやすい嘘のように思えますが、40億円の価値があると知ったら自宅を燃やすなんてことも?したのかもしれない。でも、そもそもそんな高い楽器を、隣人で同国人とはいえ安易に預けるということをするものだろうか。自宅より安全と思ったのか。

いやしかし恐ろしい話だ。お金や貴重品というのはいくらあっても足りなく感じると言いますが、ほどほど以上には持たないに越したことはないのかもしれませんね。そのほどほどがわかれば誰も苦労はしないのかもしれませんけれど。