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メルケル元首相、ザルツブルク音楽祭から顔パスのオファーを受ける

どえりゃーことですのう、と思います。

メルケル首相は、ザルツブルク音楽祭に毎年のように通っていたそうです。いや、元首相か。いいですなあ近いっていうのは。本当に羨ましい。日本からだと10時間以上飛行機に乗って、それからさらに電車に乗って、ミラベル宮殿を愛でて、それからさらに旧市街まで歩いて行って、モーツァルトの生家をみて、山登って降りて、チケットを買って、それからさらにシャンパンを楽しんでやっと到達できるんやぞ。つらいのお(寄り道しすぎ)。

私は人生で一回だけザルツブルク音楽祭に行ったことがありまして、ポゴレリチのリサイタルを聴いたのを憶えております。もう一公演ぐらい聴いたような気もするが憶えていないのはどうしてだろうか。はっ、もしかして、後頭部のこの傷と思い出せないこととは関係があるのだろうか……(ヒゲオヤジみたいな事を言い出すやつ)。

大学の先輩Rさんはソコロフを聴きにザルツブルクへ行って、ゲリラ豪雨で座席に雨漏りしたっていう有名な事件のあったその公演に行っていて、ツイッターにも写り込んでんやぞ。雨漏りをした天井を見上げているっていう。

そういえばそんな事件、あったよね。演奏してた本人は気がついていなかったっていうね。

それにしてもメルケル首相に生涯無料どうぞ、とはおごっているではないですか。もうね、行きたい放題。息子たちにジェットコースター乗り放題を与えたら延々乗っているだろうし、マックフライポテト食べ放題を与えたらエンドレスで頼むに違いないのだが、それにしても生涯ザルツブルク音楽祭の好きなコンサート、オペラに来てと言われたら、私なら毎晩いく。そのうち飽きるのだろうか、いやない(反語)。

https://salzburg.orf.at/stories/3133441/

そりゃあもう首相という重責を長年果たして来られたわけだから、いくら行かはっても罰はあたらんと思います。でも考えてみるとオーストリアなんだよなあ。国が違うんだよなあ。ま、そうは言ってももともと神聖ローマ帝国同士、国が違うのはそれほど気にしなくていいよね。神聖ローマ帝国だってローマ含まなかったもんね。

これまでメルケル首相は一度も招待を受けず、自分で買って行っていたそうで、それはなかなか気持ちが良いですね。私は若くて自分が腹ペコお鍋だった頃、業界的なパーティに誘われてバカスカ調子に乗って飲み食いしてたらめちゃくちゃ上司に怒られた事があります。「おまえ、周りを見ろ、誰も食べとらんやろ」なんでなんや、ええやん、余ってるのにもったいないなあ、と思ったんですが、それはどうやら間違いらしい。

大人であるということはそういうことなのだ。外交とはそういうものだ。以来私はパーティの類には誘われても出ないようにしているのだ。ここだけの話である。

つまり、メルケル元首相もですよ、生涯フリーでどうぞ、と言われても「そこの棚の・・・・端から端まで全部買うね」みたいなマイケル・ジャクソン的なお買い物方式はおとりにならないに違いない。きっと「お願いしない」もしくは「お願いしたとしても、オファーしてくれた相手の顔を立てて1回もしくは数回だけで、あとはなんのかんのと理由をつけ、自腹でお行きになるに違いない」のだ。

おお、エーデルワイス、どうして君は白いのか。

続く(続きません)