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今年亡くなった著名ピアニストを偲ぶ

外国からシーズンズ・グリーティングスというメールが届き始めました。日本ではこういうのを送る習慣はありませんが、ヨーロッパの人はこれを送ってきます。また来年ね、ということで、これが送られて来るとあちらは休戦モード。これ以降年末にかけて仕事しないからよろしくみたいな意味もあったりします。

つまりこれが届くと、もしかすると年明けまで連絡つかないかも、とかそういうふうに考えてもOK。とは言えメールは時々見ていて返事をくれるという人も少なくはないのですが。いや、みんな、仕事、休もうぜ。仕事しているふりが一番みっともないぞ!(自分のことや)

もうあと今年も残すところ2週間。今年も・・・コロナに振り回された一年だった。来年も振り回されそうな予感がギンギンにする。たまったものではございません。しかし私ごときが何かを出来るというわけでもなく、せいぜい、マスクをして手洗いや消毒をするぐらい。また馬鹿騒ぎを避けることぐらい。いやはや。

今年お亡くなりになったピアニストを思い返すという記事がPianistに出ていました。ああそうだった。

https://www.pianistmagazine.com/blogs/in-memoriam-pianists-we-sadly-lost-in-2021/

チック・コリア(1941年6月12日~2021年2月9日)、79歳
ドミトリー・バシキロフ(1931年11月1日~2021年3月7日)、89歳
フレデリック・ジェフスキ(1938年4月13日~2021年6月26日)、83歳
ネルソン・フレイレ(1944年10月18日~2021年11月1日)、77歳

ネルソン・フレイレの「月光」

バシキロフに関してはピアノ教師としての側面が強くあります。ピアノ教師はあまり脚光を浴びる存在ではないかもしれない。しかし教師がいてはじめて、ピアニストはピアニストになれる。炭水化物やタンパク質のように、欠かせない存在なのである。

なので、世の中の音楽ファンの皆様、教育関係者、あるいは若きピアニストは、スターピアニストばかりをみるのではなく、世界の教師事情についても積極的に情報を収集し、比較検討すべきなのであります。

でもどうやって?手っ取り早いのは門下生をみること。演奏家にとっては巨匠指揮者や器楽奏者との共演歴が勲章となるのと同じように、教師にとっては門下生のリストが勲章なのである。

バシキロフの門下には誰がいたか?アレクセーエフ、デミジェンコ、ゲルシュタイン、ヴォロドス、コジュヒン、ダン・タイ・ソンという名前を読めば凄みが伝わるだろうか(伝わってほしい)。