えー、床屋つまりバーバーとかけて、コンセルトヘボウ管弦楽団と解く、その心は・・・チャールズ・アイヴズ!!
ドッ!!・・・・湧く客席、満足気にそれを見渡す指揮者のスザンナ・マルッキ。
うわー朝からうまいこと思いついたわ!!と狂喜乱舞した私です(イメージです。実際には踊っていない場合があります)
意味不明で申し訳ございませんでした。ご説明いたしますとバーバーもアイヴズもアメリカを代表する作曲家の名字なんすよ。
コンセルトヘボウ管弦楽団は、怒っている。政府に対して怒っている。コンセルトヘボウつまりオランダ語で言うところのコンサートホールがコロナ対策で閉鎖されているのに対して、バーバーつまり床屋や美容室は営業が許可されていることに対してだ。
だから抗議させて頂く。そう彼らは言い残し、いなくなった。そしてコンセルトヘボウの舞台にポップアップ美容室を開設した。2022年1月19日のことだった。髪を切ってもらっている間、なぜかお客様にはコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏が、チャールズ・アイヴズの交響曲第2番が聞こえたという。
アイヴズをバックに髪を切るとか、マニアック過ぎる。あえてクラシック流すなら美容院にふさわしいのはモオツアルトちゃうんけコレッリとかちゃうんけ。疾走しろ悲しみ。だが、混乱こそがこの騒動の目的なのだ。静かなる抗議。
おや?待って客席にも人がいるじゃない?大丈夫、この人たちは美容室の客なんだ。順番を待っているだけだよ。チャンス・オペレーションだね、ハプニングだね。
地元アムステルダム市は「警告」はしたが、実際の「介入」はなかったそうです。劇場側は幸せだ、素晴らしい、疲れたと語った。
どうもこれはアムステルダム市だけではなくオランダ各地で行われている静かなる抗議活動のようです。ロッテルダムでは市長じきじきの警告で、公演は潰されたというようなことも書いてある(機械翻訳を元に書いているんで、まちがってたらすいません)
いいぞもっとやれ。
(マスクはしてね)