指揮者オクサナ・リニヴが創設し率いているウクライナ・ユース・シンフォニー・オーケストラ(公式サイト)の国外への避難がヨーロッパのクラシック音楽コミュニティーの支援を受けて行われているとのこと。ただしまだ全員の無事はわかっていない。
団員たちは電車でハンガリ-に到着。しかしまだメンバーのうち30人の行方がわかっていない。ある20歳のヴァイオリニストは、自分が着ている服、そして楽器だけを手に脱出した。彼女はロシアの侵攻が始まって以来、楽器の練習をしていないという。それは「サイレンが聞こえるように、すぐに防空壕に行けるようにするため」「安心して練習がしたい。爆弾が落ちてきて家が壊されるかもしれないなんて考えたくない」
明日、MCSは田町駅とほ8分の日本の伝統建築に於いてウクライナのためのサロンコンサートを開催。私たちに出来ることは取るに足らないことかもしれない、ほんとうにちっぽけなことしかできない。無力感。しかし声はあげて行かなければならない。
ウクライナ・ユース・シンフォニー・オーケストラ公式サイトのトップページ(上画像)を見てください。若者たちのはじける笑顔。再び屈託なく笑える日が早く到来することを願っています。