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【NEWS】ティモシー・リダウト、ハリソンパロットと契約

おはようございます。昨夜見た夢の話をしようか。暗譜していない曲を弾かなければならないという夢でした。しかもどうやら私は楽譜を見てもまともに弾けないようでした。なんの曲かいまいち覚えていないんですが思い出してみるにブラームスの119-3のようでした。弾いたことのある曲なのにどうも自分が弾いている音符がちぐはぐだ。はてな。・・・焦燥感に満ち満ちた目覚めとなったのだ!!ババーン!!

それにしてもこういう夢は昔よく見ました。特に自分がまだピアニストを目指していたころ。私はホールのステージにいて何か弾いているが、それはいまだかつて演奏したことのない曲だ。覚えてないし弾けないという恐怖で目が覚める。ちなみにプロのピアニストでもこういう夢をよく見る、という人がいまして、その話を聞いたときは、ああ世界共通なのだなと思ったわけです。

さて、本日の業界ニュース的にはデトロイト交響楽団の音楽監督に若いイタリア人ヤデル・ビニャミーニが就任するというニュースの方が大きいのかもしれませんが、我々的にはティモシー・リダウト、ハリソンパロットと契約したってよ、の方が大きなインパクトです。デトロイトのニュースについては以下のリンクとかをご覧ください。

https://www.freep.com/story/entertainment/music/brian-mccollum/2020/01/22/detroit-symphony-orchestra-jader-bignamini-conductor-music-director/4537587002/

アメリカのオケの場合、指揮者はファンドレイジングの能力も求められますよね。ヤデル・ビニャミーニはその面でも、能力を発揮しているもしくは発揮すると理解されているのでしょう。あまり知られていない(既に知られてたらすいません)、という点もうまくカリスマ性を高めるために使えるよねきっと。キリル・ペトレンコがそうだったもんね。これからこの指揮者、ズバッと有名になって行くのかもしれません。注視したい。

さてティモシー。ティモシー・リダウトはこれまでYCATという、若者を育てることを目的とした財団に所属をしていて、日本については我々MCS、フランス他数カ国についてはL’AGENCEという事務所が窓口、という事になっておりましたが、このたび主な事務所がYCATからハリソンパロットに移籍した、ということになります。ハリソンパロットのリリースは以下のページにあります。

https://www.harrisonparrott.com/news/2020-01-20/harrisonparrott-welcomes-violist-timothy-ridout-to-its-roster-for

上のページの下の方に担当者のお名前が書いてあるんですが、これがね、読めないんですよ。Iarlaith。なんて読むと思います?なんて読むのねえねえ、とワンおばちゃんに聞いたところ、ワンおばちゃんもわからないというではないか!これは衝撃!!というわけで下に答えを書くけどみんなも考えてみて。なんて読むのでしょうか!!・・・聞き込み調査の結果わかったのは、イアラーと読むのだそうだということで、まじかよ英語の読み方は本当に理解できない(日本人に言われたくないだろうね)。いやはやまた一つ私達は賢くなりました。脳のシワが増えて良かったわあ。

ハリパロ(業界的にはこう呼ぶのが通常。みなさんも真似して言ってみてください。さんはい、ハリパロ。なんかこう、通みたいに聞こえるからいい子のみんなもどんどん使ってね!でもあまり気取って使うと冷ややかな目で見られる、諸刃の剣だ。なお英語圏ではハリソンとパロットの頭文字をとってエイチ・ピーという言い方もするとかしないとか。)のリリースページのタイトルにもありますが、「ゼネラル・マネージメント」という言い方がされています。これはどういうことかというと、基本的にティモシー・リダウトのマネージメントはこのゼネラル・マネージャーつまり今回の場合はハリパロが行いますが、世界中すべてを彼らが手掛けるのではない、ということです。ティモシー・リダウトの場合について言えば、日本についてはMCS、フランスほか数カ国についてはL’AGENCEが窓口となる、という事になります。

ゼネラルに対してワールドワイド、という言い方もありまして、ワールドワイドの場合は全世界のマネージメントをその事務所が手掛ける、ということになります。こういう事について話せば長くなりますが、まあ群雄割拠、信長の野望、そういう言葉を想像しておいて頂ければとりあえずけっこう(意味不明でしたらすいません)。

繰り返しになりますが、引き続き日本は我々MCSが、フランス、ベルギー、スイス、モナコ、ルクセンブルクについてはL’AGENCEが窓口となります。

ってなわけで今後ともティモシー、ティモシー、ティモシーと、ティモシー・リダウトをどうぞよろしくお願いいたします。ティモシー、ティモシー・・・(以下エンドレス)。