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【業界ニュース】悲報:ロンドンの音楽事務所ハザード・チェースが営業停止

日本では特に情報になっていませんが、ロンドンの音楽事務所Hazard Chase (ハザード・チェース)が営業を停止したようです。

レブレヒトが先週末にブログでしれっと書いているだけで、週があけてからも会社からの発信がまったくないため、じわっと日本の音楽業界でも話題になっています。ほんとうなのか、どうなのか。

→まだ倒産したかどうかはわかりませんが営業を停止していることは間違いないとの情報(ソースはワンおばちゃん)。あくまで想像ですが、資金ショートで身売りをしている状態なのではないか。でもこんなご時世ですので、買い手がいないのではないか?いやはや、あくまでも想像です。現状としては「営業停止」が正しい理解のようです。

ハザード・チェース、知っているという方、業界の方以外ではほぼほぼおられないと思うんですが、私の理解では中堅クラス、でしょうか。1990年創業のようなのでちょうど30年。ちなみに業界の人は全員知っている、名の知られた会社です。

(全然関係ないけれど、ハザードをチェースするなんて、けっこうすごい名前だなと思いませんか。ハザード=「危険」をチェース=「追跡する」。会社名が「危険追跡」。一発で名前を覚えられる。)

ここが名前以外にもう一つ変わっているのは、事務所がロンドンとケンブリッジの二箇所に分かれていることですね。ここの方と話をしていると、ああ、彼女はケンブリッジにいて、とか、彼はロンドンなんで、とか言われるんで不思議な気持ちになったものです。不思議だ。

ケンブリッジとロンドンの距離感って、日本人の私からしましたらあんまりピンと来ないんですけど、いま調べて見ましたところ、だいたい100キロぐらい離れていて、電車で1時間半ぐらいなんだそうです[Google Mapで見た電車ルート]。なるほどなるほど。

東京に100キロを当てはめて考えてみたらどうなるのか。ここのページをみたら分かりますが、水戸、宇都宮、前橋、高崎、甲府、沼津あたりがだいたい100キロなんだそうで。千葉方面や神奈川方面だと海なんだね。

ハザード・チェースを率いるジェームズ・ブラウン氏は、なによりも、ものすごくファンキーなお名前にまずのけぞるんですが、ゲロッパ!とは言い出さず、スパンコールの衣装も着ず、マイクを片手にご機嫌なナンバーをシャウトするわけでもない。・・・そう、とても実直そうな方です。(一度しかお会いした事がないですが)

いやはや・・・・。いまの世の中は本当に最悪の状態なので、次に何がどこで起こるのか、みな日々戦々恐々としている状況です。コロナめ。

最後に、ハザード・チェースに所属しているアーティストは誰かというと、日本でもよく知られた名前ですと、カンブルラン、ムストネン、ヴィヴィアン・ハグナー、エマニュエル・ヴィヨーム、そのあたりかと思います。鈴木親子も所属しています。今後彼らがどうなるのか。

そもそもこの世界の状態のなかで、将来のことなどだれにも分かりはしないのですが。

ハザード・チェースのアーティスト・リスト、ご関心のある方はここからご覧ください