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ショパンの超傑作《舟歌》ほか自筆譜がユネスコ「世界の記憶」に登録へ

号外号外!号外でっせー!!ショパン好きとしては見逃せない号外やでー。

ポーランド第三の都市クラクフにあるポーランド最古の大学、ヤギェウォ大学(1364年創設)の図書館が所蔵しているショパンのオリジナルの楽譜がですね、「世界遺産」っていうの?「世界の記憶」っていうのですか?それに登録されることが決まりました!!なんやなんやワイワイガヤガヤ。

https://www.thefirstnews.com/article/chopin-manuscripts-to-be-included-on-unesco-heritage-list-22324

これがどういう意味を持つのかというとですね、正直に白状いたしましょう。さっぱりわかりません。だがユネスコ、とか世界なんとか、とかなんで、きっとすごいことなのでしょう。おめでとうおめでとう!!!!

さて、ショパンのオリジナルの楽譜っていうけど「それではどの曲なんかいな」と思われるでしょう。うふふ。私の調査能力を舐めてもらっては困る。根掘り葉掘り綿密に、例外的な長さとなる総延長およそ300秒超にも及ぶかと思われる大規模調査の結果、4つか5つだ(どっちやねん)。ごめん。わからないんよ。

上のURLには4つと書かれているし、下のURLには5曲書いてある。謎なんだ本当に。ポーランド語に詳しいお友達の解説を待ちたい。

https://pamiecpolski.archiwa.gov.pl/kolekcja-utworow-fryderyka-chopina/

●このうちの全部、もしくは一部、もしくはこれ以外ということでよろしくお願いします。

スケルツォ第4番
舟歌
マズルカop.50-3
マズルカop.17-2
マズルカop.7-4

ちなみに大学図書館が所有するショパンの自筆譜リストはここにあります(←このリンクのさらに先にある作品名をクリックすると自筆譜のスキャン画像へと飛べます)。

個人的にはバラード4番のほうがスケルツォ4番より好きだけどな・・・・そういう問題ではありませんね申し訳ありません。しかし思うに作品の音楽的な価値というよりも、ドキュメンタリーとしての価値のほうが評価されているのではないか。勝手な推測に過ぎないのですが。じゃないとあの曲とかあの曲が入ってないのはおかしいもんな(「あの曲」のところにはあなたの好きなショパンの作品を入れていただければ大概OK!)

だがもしかしてショパンの作品はすでに他に登録されているのではないか、そう思って調べてみたがよくわからない。1999年にポーランドによって提出された資料があることはわかりました。「フレデリック・ショパンの傑作群」というざっくりした書き方で、どうも86の自筆譜、25の宛先に宛てた78通の手紙やなんかがそうだそうです。詳しく知りたい方はここへ行ってきて。しかもこっちの方は承認されているんかどうかわからない。

いや、いろいろと曖昧で申し訳ないのですが、とりあえずショパンの自筆譜がユネスコに認められた、ということであります。なので今日は舟歌の演奏でもお聴き下さい。