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【ビッグニュース】山田和樹、英国バーミンガム市交響楽団の首席指揮者に

でかいニュース来ましたこれ。日本の新聞にもニュースで掲載されているので既にご存知の方も多いでしょう。

2018年から首席客演指揮者を務めていたので「もしかすると」という読みもありましたけれど、もしかしてが現実へ。日本の指揮者山田和樹、バーミンガム市交響楽団の首席指揮者に就任(2023年4月から)。これをめでたいと言わずしてなんというか。

バーミンガム市交響楽団について軽く触れておくと、創立は1920年、今年で101匹ワンちゃんなわけです(101年)。かつてはエイドリアン・ボールトやパヌフニクなどが率いたわけですが、何をおいてもまずはサ―・サイモン・ラトルやろ、ということになりますでしょうか。

若きラトルがぐおーって引っ張った結果、世界レベルのオーケストラに成長。さらにラトル時代に最強音響の新しいホール(1991年に出来たシンフォニーホール)も完成して、キラキラかがやく銀河系楽団となったのであります。クラシック音楽ファンにバーミンガムと言ったらあいつらまずこのオーケストラを思い浮かべよる(他人事か)。なおバーミンガムはイギリス第二の都市です。

ラトルの後もアンドリス・ネルソンス、ミルガ・グラツィニーテ・ティラと、今をときめく注目の指揮者たちと次々契約してきたわけなので(なおサカリ・オラモもお忘れなく)、うおおそれに続けむしろ追い越せ追い越せという感じで行ってほしいと思います。

バーミンガム市交響楽団の速報ツイッター↓

とりあえず速報とかコメント出してる英語のページをちょちょっと集めてみた。

「KDシュミットのスタッフ一同はこのニュースにとても感激している。我々はこの素晴らしいオーケストラと長年にわたって豊かなパートナーシップを築いており、山田和樹のリーダーシップのもと輝かしい歴史に新たな章を刻むことを期待している」
ttps://www.kdschmid.de/en/news/detail/news/kazuki-yamada-announced-as-new-chief-conductor-and-artistic-advisor-of-city-of-birmingham-symphony-o/

「最初のコンサートのときから温かい関係を築いていた・・・今年のはじめのJ.アンダーソンのチェロ協奏曲の英国初演の際に自分たちは最高の指揮者を見つけたと確信した」― CBSO最高責任者スティーヴン・マドック
“山田は、オーケストラの音楽家である妻と11歳と6歳の子供と共にベルリンに住んでいる。バーミンガムのことも少しは知っていて、この街の新旧入り混じった雰囲気が気に入っているという。また、この街には多種多様なインド料理店があって、バーミンガムカレーが特にお気に入りだと笑う”
https://www.theguardian.com/music/2021/sep/14/cbso-kazuki-yamada-chief-conductor-city-of-birmingham-symphony-orchestra

“山田和樹はCBSOを率いる最初の非ヨーロッパ人指揮者となる”
https://www.classical-music.com/features/articles/kazuki-yamada-announced-as-new-chief-conductor-of-city-of-birmingham-symphony-orchestra/

「非の打ちどころのないテクニック、音楽やスタイルに対する絶妙なセンス、芸術的思考の深さなど、彼との演奏で何が一番好きなのか正直わからない」―ユージン・ツィキンデレアン(コンサートマスター)
「オーケストラを魔法の感覚で導くエネルギーに満ちた、優しくて尊敬すべき音楽家。彼のコンサートは言葉のない物語であり、感情、自由、信頼感に満ちていて、同時に爽快でやりがいのあるものです」―ジョアナ・パットン(クラリネット奏者)
https://cbso.co.uk/news/kazuki-yamada-appointment

「グラツィニーテ=ティラは2016年から同オーケストラを率いており、DGからリリースされたヴァインベルクの交響曲第2番と第21番の録音は、昨年のグラモフォン・レコーディング・オブ・ザ・イヤーに選ばれている」―グラモフォン誌
https://www.gramophone.co.uk/classical%20music%20news/article/kazuki-yamada-named-as-new-cbso-chief-conductor

いやー、めでてえめでてえ!シャンパンどこや!!(まだ朝9時前やぞ)