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ベルリン・フィルに新たなホルン奏者来たる

Phpto / Hornisten der Berliner Philharmoniker FACEBOOK

ベルリン・フィル・ホルン・カルテットというのがありまして、文字通りベルリン・フィルのホルン奏者4人がアンサンブルを愉快にやる、というものです。私が若かった頃、このアンサンブルの日本ツアーに関わらせて頂いたことがあります。

その当時はクラウス・ワレンドルフというニコリともしない愉快なおっさんがいまして、インチキ日本語トークで客席を沸かせ、《地下鉄ポルカ》という超絶傑作を披露するというのがお決まりでありました。地下鉄ポルカ↓クラウス翁は左のえびぞりの人です。

日本語のギャグを一緒に考えたこと、そしてそのギャグに客席がドッと湧いて袖でガッツポーズしたのはほんとうにいい思い出だ・・・。

さて、ベルリン・フィルの第3ホルン奏者が決定したということでご連絡がございました(私にあったわけではないのでどうぞお間違えなきよう)。これです。

ラーズロー・ガル、って読むのかな、どう考えてもハンガリーなお名前ですね。素晴らしい。おめでとうおめでとう!

で、ラーズロー・ガルって誰?と思って検索してみましたところ、すでに日本にも来ていて、ハンガリー系のアンサンブルで演奏しているようです??んー?1992年にハンガリー国立フィルの首席奏者になったと書いてあるな?と思って調べていけば上の写真のにいちゃんとは全然違う御老体のお写真に行き着きました。

同姓同名の別人やね。珍しいこともあるものだ。同じ名前の優秀なホルン奏者が世代を超えて2人もいるとは!鈴木一朗さんが二人いるっていうことか。さすが豊穣の国ハンガリーや!すごい!!

※追記:ツイッターでお二人は親子であることを教えていただきました!親子で同じ名前、ヨーロッパあるあるですね。いやーわたしも実はお顔がなんか似ているなと思っていたんですよ(後出しジャンケン)。

ますます充実してほしい。なんなら地下鉄ポルカも継承して行ってほしい(しつこい)

もう一つベルリン・フィルのホルンセクションには話題があって、韓国出身でベルリン・フィルの若者育成機関カラヤン・アカデミーで学ぶ若いホルン奏者Haeree Yooさん(読み方わからん)が、ケルンWDR交響楽団の首席奏者として入団したと(追記:首席奏者が抜けていました申し訳ございません)。こちらもめでたいですね。

矢印が雑っす!サラ・ウィリス先生!

躍進するアジア人。日本人ホルン奏者もがんばれ!だれか早くベルリンのフィルハーモニーで「地下鉄ポルカ」をネイティヴな日本語で披露してくれ!!特に西高島平出身のホルン奏者を求む!!(しつこい)