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破壊された家に別れを告げるピアニスト

3月5日、ウクライナの南80kmにあり、1000年近い歴史を持つ都市ビラ・ツェルクヴァ(戦争前の人口およそ20万人)に住んでいたピアニストの家から数メートルのところにロシアの砲弾が落ちて爆発。家はめちゃめちゃに壊れたものの家族は全員無事だったそうです。ピアノにはカバーが掛かっているが、開けてみると埃まみれ。爆発の衝撃の強さがわかる。

https://www.rferl.org/a/ukraine-chopin-damaged-house/31749980.html

写っている白いピアノはエセックス(スタインウェイ系列)。撮影をしているのは彼女の娘。窓などが吹き飛んでいるがピアノはとりあえず形を保っている。最初にシューベルトの即興曲D899-2を弾いて、その後にショパンの練習曲Op25-1《エオリアン・ハープ》を演奏している。

ヴィラ・ツェルクヴァはここ:

このあと家族は自宅を後にしたそうです。