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フランスのオーケストラはウクライナ人女性音楽家に仕事を提供

フランスのオーケストラがウクライナ人女性音楽家に仕事を提供しているというニュース。素晴らしい話だと思いました。

https://slippedisc.com/2022/04/french-orchestras-are-taking-in-female-ukrainian-musicians/

団員として雇うというわけにはすぐには行かないと思うので、つまり、とりあえずエキストラとしてだと思うのですが(オーケストラにはいわゆる正規メンバー(団員)だけでなく、コンサートごとに出演する外部の音楽家、いわゆるアルバイトさんがいます。そのバイトさんのことをエキストラあるいは短くしてトラと言います)、フランス中のオーケストラが女性音楽家たちに仕事を提供しているとのこと。

上記ノーマン・レブレヒトのブログによりますと、キエフ交響楽団のエグゼクティブ・ディレクターであるアンナ・スタヴィチェンコ(上写真)とパリ管が協力し、キエフ室内管、ウクライナ国立フィル、キエフ・カメラータ、オデッサ・フィルの少なくとも5人が、昨日と今日のパリ管弦楽団のコンサートに出演しているそうです。指揮はゲルギエフに代わりツヴェーデン。曲目はショスタコーヴィチの5番とベートーヴェンの5番。

なぜ女性音楽家なのか?男性は国に残って戦っているからです。

日本でもこういう支援があってしかるべきではありませんか。たとえばポーランドでは難民が溢れかえり、音楽家たちも住居を提供していて、それでも全く足りない状況だそうです。

政府専用機にたった20人を載せて帰ってドヤ顔をしている場合ではありません。