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ホーネンス2021の申込みが始まっている。

カナダのホーネンス国際コンクールの申込みが始まっている模様です。存在感はわりとあって、カナダでは多分一番有名なピアノのコンクールになっているかなと個人的には思っています。どっか他のコンクールのことを忘れてたらごめん。

ホーネンスはわりと最近始まったコンクールで、最初は4年に一回でしたが今は3年に一度の開催。当初は複数の入賞者を出していましたが、2012年からは1人に絞っています。これが他のコンクールとは異なるユニークな点でございますね。1位、2位、とかではなく、Honens Prize Laureate(ホーネンス賞受賞者)という書き方をします。一人だけを選ぶので、その人にだけ集中すればよいので、そういう意味でわかりやすいですね。

Yo yo yo!大体Yo!世の中のコンクールで「この人が1位、この人が2位」とか言われても一般の人にはその差はほとんどわからないんだYo!!。専門家が選んでるのだからそういうことなんだろうね、ですね。その点、今回の受賞者はこの人です、ということにするとシンプルでいいね。KISSだね。あっ、KISSをご存じない方のために無駄な知識を振りかざすね。

チュッとしてポッとかでは全然なくて、KEEP IT SIMPLE, STUPID!!の略です。簡潔にやれ、バカ!!っていう意味です。ともかく無駄を排除していって、できるだけシンプルにやらないとなんでもだめだぜよ!ということです。いさぎよくていいね(適当に書いています)。

このコンクールで優勝した、もとへ、受賞したひとはあちこちの有名なホールとか音楽祭などに出演出来ることになっています。これはキャリアを作るため役に立ちます。チャンスとなります。このチャンスを掴めるかどうか、それがさらなるポイントなのだ。コンクールの優勝はスタートラインに過ぎないのだ。

審査員は3グループに別れていて、予備審査、一次審査、セミ・ファイナルと本選、というふうに審査を分けます。これも面白いですよね。お金かかってしゃーないけど、いろんな人がフレッシュな頭で審査しますよということでしょうかね。

ちなみにセミ・ファイナルと本選の審査員は以下の通りでございます。国名が2つ書いてあるけど左が国籍で右が実際に住んでいる国なんだってさ。

Michel Béroff France / France ←ピアニスト
Earl Blackburn United States / United States ←音楽事務所
Imogen Cooper United Kingdom / United Kingdom ←ピアニスト
Stewart Goodyear Canada / Canada ←ピアニスト
Janina Fialkowska Canada / Germany ←ピアニスト
Ick Choo Moon Korea / Korea ←ピアニスト
Orli Shaham Israel / United States ←ピアニスト

カナダだからカナダ国籍が2人いますなあ。コレアって書いてるけど北とか南とか書かなくていいのかな。それからブラックバーンはアメリカの最大手、Opus3という事務所の人だね、と思って余裕ぶっこいていたら!!!なんとKanzen Artsという自分の事務所を作ってますやんか!!うーむ。2017年設立か。なるほど。そうか、所属アーティストは、、、ってHonensに関係している人がやや多いな。あとアジア系の比率が高いかな。なるほどなるほど。そうかそうか(いま私の頭の中でいろいろな思考がいったりきたりしましたがナイショ)。

しかしKanzenってどういう意味でしょうね。日本語の「完全」から来てたりして。

・・・・おっと、なんか話が完全にずれてしまったようだ。

ホーネンスですが、過去の入賞者リストには日本人の名前はなし。(1名だけ日系っぽい名前の方はあり)さあ日本の若者たちよ立ち上がれ!!ホーネンスを目指すのだ!!行け、カナダへ!アレッ、アレーッ!!なおアレアレ言っている私は驚いたり当惑しているのではなくて、フランス語で応援しているのでそこんとこよろしく。

申し込みの締切は今年の10月30日です。コンクールが開催されるのは来年の10月です。検討したい人はこの辺から見てみてね