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エリザベート国際2020(ピアノ)の参加者が発表

先週はフィリップ・コパチェフスキーの来日ツアーが行われました。ご来場いただきました全ての皆様に感謝を申し上げます。また、この困難な時期、自分の都合を理由に来日を取りやめることはしない、と一貫して語ってくれたコパチェフスキーにも深く感謝を申し上げたいです。コパチェフスキーは本日10:50のフライトでモスクワに戻ります。

さて、この週末になにがあったか。ベルギー、ブリュッセルのエリザベート国際コンクール2020ピアノ部門の出場者が発表になっています。応募総数331名から絞り込まれた、19の国からの74名。女性が16名、男性が58名。最多は韓国の17名、その次ロシア12名、日本9名。

韓国 17人
ロシア 12人
日本 9人
フランス 8人
中国、アメリカ 6人
ドイツ ポーランド、イタリア 2人
ハンガリー、イスラエル、ラトヴィア、ポルトガル、ルーマニア、セルビア、スペイン、タイ、トルコ 1人

●出演者全員のリストはこちら

https://queenelisabethcompetition.be/en/competitions-details-candidates/activities/piano-2020/

https://concoursreineelisabeth.be/Concours3/documents/Piano202074candidates48180.pdf

●審査員はこちら:

https://queenelisabethcompetition.be/en/competitions-details-jury/activities/piano-2020/

シャイ・ウォスナーとかアレクセイ・ヴォロディンとか若い人も(若いといっちゃいけないかな・・・)入っていますね。ヴィニツカヤもいます。ヴィニツカヤが最年少ですね。

ウェブサイトを久しぶりにみましたが見やすくなっていてこりゃーいいやと思いました。

過去の入賞者リストも完備。しかも一部の音源も聞けるとあってさっきからぼやぼやと聞きながらこの投稿を書いております。今きいているのはアシュケナージ(1956年優勝)のワルトシュタイン。面白いですね。こうやってコンクールのアーカイブ音源を聴けるっていうのは最高にクールで面白いですよ。

さすがにギレリス、フライシャーあたりの音源はないようですけれど、アシュケナージぐらいから聴けるっていうのはこれは最高の暇つぶし・・・いえ、最高の楽しみでございましょう。

思えば私がせっせと会場のブリュッセル王立音楽院やパレ・デ・ボザールに通ったのはエッカードシュタインが優勝した回とハチャトゥリアンが優勝した回でした。その昔、せっせとHTMLを覚え、ブログをやっていて(いまでもこうやってやってますけど)、毎日印象を書いて投稿していたのは懐かしい思い出でございます。

あの頃ああやって一生懸命コンクールに通い、その他いろいろなコンサートにも通いまくったのは私の人生において大きな意味を持っています。