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【業界ニュース】クラウス・マケラ24歳。首席指揮者の契約を「就任前に」大幅延長

オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に今年9月就任予定

クラウス・マケラ(公式サイト)という若いフィンランド人指揮者をご存じですか。すでに一度来日していまして、今年4月来るはずだった公演はコロナで中止。なお7月にも来日が予定されています。この人はロンドンの大手、ハリソン・パロットに所属しています。そうです。ハリソン・パロット、です。なるほど、わかるわかる。

写真を見る限り40年代とか50年代のビジネスマン風の見た目だったりもするんですが、まだたいへん若く、なんと24歳です。指揮者っていうのは、海千山千のオーケストラメンバーを相手にする仕事なので、若い人に対しては特に厳しい視線が注がれます。だって巨匠と呼ばれる天才たちがこれまでそのオーケストラを指揮してきたんだぜ?

よくわからない?じゃあですよ、いきなりあなたの職場のあなたのチームに、大学出たばっかみたいな若者がやってきてですね、皆さんの仕事ぶりをちょっと眺めて「ああそれはだめ、こうして、そこはああして、それについてはこうこうだからよろしく」って言われたら、、、、どうです?「カッチーン!!舐めんな若造が!!」となりませんか。「おっしゃ!おっちゃんようわからんけどな、君の言う通りやってみよ、これからは若いもんの時代やな!!若くてええな!」と言えますか。自分がおっちゃんやったら(注:すでにいいおっさんです)そんな事言える自信ないもん。

傍目に見ていてですが、非常にしんどくストレスフルな職業の一つかもと私は思っていて、生まれ変わったら何の職業に就きたいと問われればまっ先に除外したい職の一つです(あくまでもナイーブで弱い私個人の意見です)。

しかし、擦れっ枯らしの大人たちさえ仰天するずば抜けた才能を持った人、適正の高い人というのが世にはもちろん存在していまして、この若者もその一人で、むしろいま世界で最も注目の指揮者の一人であることはほぼ間違いないのであります。ヨーロッパでリハーサルとか実演とかに触れた人たちからも絶賛の声が聞こえてきますもんね。まだすごく若いので、今後ぐんぐん成長していって、中堅へ、巨匠へ、と進んで欲しいなと思いますよ、ええ(こういう時だけ偉そうなやつ)。

3年契約→7年契約へ変更

それにしてもオスロ・フィル(公式サイト)というメジャーオケの首席指揮者に「就任する前にもかかわらず期間を延長する」っちゅうのはまたどえりゃー事ですね。3年契約だった所を7年にしちまった。うおー。

なおオスロ・フィルの今の首席指揮者はヴァシリー・ペトレンコ、そのまえサラステ、そのまえプレヴィン、そのまえマリス・ヤンソンス、そのまえオッコ・カム、その前の前の前ブロムシュテットなんですよ。いい名前が並んでいるでしょう?

東京交響楽団がノット監督10年延長という驚きの長期契約を結んだという事例が日本にはありますが、さすがに就任前ではなかった。これは就任に対する大いなる期待の現れなのでしょう。オケも思い切ったなー。いやーますます聴いてみたくなったっすね。

事務所としても毎年決まった金額が入金されることが確実となり会社経営の安定化に寄与、ありがてえありがてえ、ということにもなりましょう。←わりとここ重要。

なお、われわれMCSも、弱冠20歳のとてつもない指揮者を近く招聘しようとしております。コロナが収束し、無事に来日がかなうということになれば、来年あたり東京の皆様のお目に触れる、ということにもなろうかと思います。その名はAngus Webster(公式サイト)。アンガスビーフ・蜘蛛の巣する人。そのように覚えていただければ結構かなと。えっと、むしろ覚えにくい?・・・そう言わず覚えてあげてぇ!!