Blog

【合唱クラスター】スペインのゴスペルでクラスター。41人中30名が陽性。

スペインのゴスペルグループ「ザ・リバー・トループ・ゴスペル」でクラスターが発生しました。

https://apnews.com/article/virus-outbreak-archive-spain-pandemics-644e50389c4290559e7a5486b32d5847

9月13日にバルセロナ近郊の街サジェン(バルセロナから北へ車で約1時間)で開かれた音楽祭において、コロナ後同グループ初となるコンサート(野外)を開催。公演の後メンバーの1人が陽性反応を示したため、メンバー全員と家族などを隔離措置。その結果団員30名が陽性反応、クラスターとなりました。重症者がいるかどうかは不明。

このグループによればきっちりと対策をとっていたそうです。「体温チェック、手洗い、ソーシャルディスタンス、リハーサル中はほぼマスク」。

公演会場は屋外だったこともあり、そこでの感染の危険性はなかったと街の当局者は考えているとのこと。

ではどこに問題があったのだろうかというと、疑われるのは公演2日前、9月11日に屋内で実施されたリハーサル。ここでは暑かったのと蛾や蚊をさけるため窓を閉めエアコンをつけていた、というところか。日本ではだいぶ知られるようになっていると思いますが、「エアコンは換気しない」という事を彼らは知らなかったのかもしれません。

あるいは、「リハーサル中はほぼマスク」をしていた、というこの「ほぼ」も関係があったかもしれませんね。おっしゃ最後に一回思いっきり歌おう!マスク外して、一回ぐらいなら大丈夫やろ!とかそういう事をしてた可能性もあり(あくまでも想像です)、換気のないリハーサル室でエアコンの風に乗って一気にウィルスが部屋中に充満したのかもしれません。いや、マスクしてても充満してたかもしれませんし、いずれにせよ窓が閉まっていて換気がなかったというところが大きなポイントではないかと思われます。

合唱関係の皆様、引き続き換気、マスク、距離、できれば屋外で、感染予防につとめて行ってください。ほとんどのエアコンに換気機能、ありませんからね!

エアコンで換気はできない? 問い合わせ急増でダイキンが「正しい換気の仕方」をサイトで伝授
https://www.fnn.jp/articles/-/33073