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「ライヴ・ストリーミングはクラシック音楽を救えない」

2日前に公表されたアメリカでの調査結果がAP通信に掲載されています。

Primephonic, the World’s Leading Classical Music Streaming Service, Has Published a Report Titled “Live Streaming Can’t Save Classical Music”
https://apnews.com/press-release/business-wire/music-industry-music-entertainment-business-music-streaming-services-69439a10f517443daf2e63c7ba083eb7

YouGovという調査会社と、Primephonicというクラシック音楽のストリーミングサービス会社が共同で実施したオンラインで調査の結論が「ライヴ・ストリーミングはクラシック音楽を救えない」。コロナが始まってからライヴ・ストリーミングを1度でも体験した人の割合はわずか32%にとどまった事がわかったそうです。

調査数は1145人、18歳以上のアメリカの成人クラシック音楽ファンを対象とし、7月20日から21日の間に実施されたそうです。2日で1145人って多いのか少ないのかわかりませんが、多分そこそこの数と言っていいのでしょう。多分ね。

で、この調査はネット上で、しかも特定のストリーミングサービスの(これまた多分)有料会員を対象に実施されているわけだから、ネットで音楽を聴くという行為へのハードルは低い人達であると思われます。つまりある程度~かなり、回答には偏りがあるはず。せっせこせっせこツバを眉につけてからお読みください。

ただ、このように低い結果が出ているのは、やっぱ音楽は生に限るな、とかなりの割合の人達が思っているということでしょう。

今回公表されたそのほかの調査結果は以下の通り:

●好きなオケ、アンサンブル、アーティストの将来を非常に心配している:73%
●今年はクラシック音楽のコンサートに行きたいと思わない:56%
●ライヴ・ストリーミングにお金を払いたくない:51%
●ライヴ・ストリーミングを体験したことのないひとのうち
 ライヴ・ストリーミングという概念そのものを知らない:30%
 概念は知っているが仕組みは知らない:38%
 概念も仕組みも知っているがライブの代わりにはならない:32%
●ストリーミングを通じて地元の芸術団体に寄付をしたい:60%

ライヴ・ストリーミング、アメリカでもやっぱ難しいんすね。あと、半分を超える人が今年はコンサートに行かないと言っているのも厳しいですね。

繰り返しますが、回答には偏りがあると思います。これがアメリカのクラシック音楽ファンの全体的な意見を正確に表しているわけではない可能性は十分にあります。