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イヴァン・フィッシャー、コンセルトヘボウ管の名誉指揮者に

フィッシャーさん、つまり漁師さんであります。なかなか興味深いお名前です。私は山根なので山の根っこです。田中さんは田んぼの中か。河合さんは、、、河が合流するのかな?

お名前連想ゲームをやっていくと果てがないので、今日の話題へ進みます。

ハンガリーを代表する指揮者の一人、イヴァン・フィッシャーがコンセルトヘボウ管弦楽団の名誉指揮者に就任することが決まりました。

ダニエレ・ガッティが2018年にセクハラで一発解雇になってから首席指揮者の職は空席のままで、フィッシャーの名前も次期候補に上がっていましたが、首席指揮者ではなく名誉指揮者という、まあ文字そのままの名誉職、そっちに就任することになったと。

コンセルトヘボウのリリースによれば、

https://www.concertgebouworkest.nl/nl/ivan-fischer-benoemd-tot-honorair-gastdirigent

同楽団でこの職に就く指揮者はハイティンク、シャイーに次いで3人目なんだそうです。

https://mcsya.org/invan-fisher-new-mask/

ちなみにアーノンクールは名誉客演指揮者っていうのをやっていました。いやしかし、なんかこのへんの微妙なタイトルの違いの感覚とか意味とかが分かりづらいと思っているのは私だけでしょうか。

なんでこう、オーケストラのタイトルにはいろいろあるんでしょうね。つらつらと考えてみるに、関係者各位にいろいろな思惑があって、例えば「名誉指揮者」っていう言葉はちょっと重いな、そんなに責任取りたくないな、とかそういう指揮者の希望、とか、他のオーケストラとの関係があるから、とか、団員の気持ちに配慮しまして、とかまあいろいろあるんでしょうね。

名誉指揮者と呼ばれるより名誉客演指揮者、あ、客演っていうのは「ゲスト」っていう言葉なんですが、その方が何となーくしっくりするわ、みたいな。そのへんは密室で決めていただけましたら我々がせっせと穿った見方をしますんで、ばっちりお任せ下さい!!でもフレンド・オブ・セイジっていうタイトルについて言えば、そのものズバリですやんか。

昔の話をしますとブルーノ・ワルターはニューヨーク・フィルの「音楽顧問」っていう職を何年か務めましたけど、それは実質音楽監督的な立場だったらしいんですよね。言葉のあや、っていうんですか、そういう感じでワルター大先生に定期的に指揮してもらえることになった、こういうのも大事なんでしょうね。

また話は脱線しますけど、一風変わった名字という意味では、スメタナっていう名前はチェコ語で「サワークリーム」っていう意味なんでそこのところよろしく。フィッシャーさんは漁師さんで、スメタナさんはサワークリームさんなのでね。

ピンポンパンポーン!!・・・プラハからお越しの、サワークリーム、さん。・・・プラハからお越しの、サワァー・クリーム、さぁん。・・・お連れ様がお待ちです、1階、正面エントランスの、ライオン像、マスクをしたライオン像前までお越し下さい。ピンポンパンポーン。