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来年1月、若きスター歌手ソフィア・ブルゴスを招聘いたします(決定)

MCSでは来年1月後半に期待の若きソプラノ歌手を招聘し、リサイタルツアーを実施いたします。ソフィア・ブルゴス(Sophia Burgos:公式サイト)です。古典から現代まで幅広く歌う彼女、ストトントンと評価が上がってきております。この春には、コロナで欧州の劇場が閉まる直前にブリュッセルの名門であるところのモネ劇場がやっていたモーツァルトのダ・ポンテ三部作、そのうちの2作に出演しツェルリーナとスザンナを歌いました。

モネ劇場?知らんなあ、という方のために書き加えておきますと、読響で活躍されているカンブルラン、それから都響の音楽監督であられる大野和士、あるいは英ロイヤル・オペラ音楽監督パッパーノの各氏などが音楽監督として活躍した場所です。

ブルゴスのことをもう少し書きましょう。

ラトルやV.ユロフスキ、クルレンツィスなどの著名指揮者とすでに共演していて、ロンドン響やバイエルン放送響など第一級のオーケストラのみならずアンサンブル・アンテルコンタンポランなど現代アンサンブルとも契約があります。

ロンドンのプロムス、およびヴェルサイユにおいて、ガーディナーが指揮するベルリオーズ《ベンヴェヌート・チェッリーニ》にテレサ役で出演しています。このヴェルサイユでの上演の模様はDVDにもなっておりますのでオペラ狂の皆様におかれましてはご存知の存在かもしれません。

↓これっす

ネット上には彼女の音源はあまりないのですが、例えばこれとか。ファリャ。

所属事務所となんやかんやと交渉をした結果の、来日公演が来年1月に実現するはずになっていたところの・・・・このコロナでした。「来日出来るのか」と、ずっとずっとずーーっとハラハラしておりましたが、彼女がいま居住している国の日本国領事館に何度か電話をしてあれやこれやと尋ねましたところ、どうやら来日が実現しそうだということがわかり、ご本人も日本公演のため、不便な14日待機(実際には日本到着日は1日としてカウントされないため15日間の待機)を承諾をしてくれたため、この来日が実現するものです。

公演の実施へと向け我々は動きはじめております。今年3月のモネ劇場でモーツァルトを歌ったからというわけでもありませんが、プログラムはオール・モーツァルトを予定しております。

まだまだ世の中は綱渡りの状況が続きますので、決定とは言うものの、状況によっては来日がやはりできなくなる、という可能性は残されておりますが、安全へのできる限りの配慮をしながらこのツアーを実現させたいと、我々一同、心より願っているものです。ツアーの詳細は近日中に発表できると思います。みなさまどうぞよろしくお願いいたします。