真面目と不真面目の混在、というか、至って真面目におふざけをやっているというか、英国式シニカルさをちょっと白米に振りかけた結果出けた!というのか、The Society of Strange and Ancient Instrumentsという、奇妙な古い楽器協会という団体があるだなんて、知らなかったんですよ本当に。
その創立者クレア・サラマンさんがお亡くなりになったそうです。もっと奇妙で古い楽器についていろんな人に知ってほしいと思っておられたのではないかと想像するのですが、志半ばで力尽きてしまった。残念です。
・・・素朴な疑問なんですが、なんでつなぎ着てはるん?
日本にだって、奇抜な古い楽器がございますでしょう。世界各地に奇抜な楽器があってしかるべきでございましょう。それらが洗練され、峻別され、進化して、その結果として21世紀のいま、オタマトーンとして完成をみたわけだ(ウソです)。
オタマトーンいいよね、オタマトーン。ほしいけど、今月の我が家の家計は火の車だから、また来月以降に考えるね、許して明和。今日は令和。
それにしても奇妙な古い楽器協会っていうどぎつい名前に魅力を感じてフラフラとサイトを覗きに行ってみました(その筋では有名な協会なのかな・・・)。
ニッケルハルパとかハーディ・ガーディとかハルダンゲルフィドルとかはかろうじて知ってたけどトランペット・マリーン(トロンバ・マリーナ)っていうのは知らなかったなあ。
トランペットのような音がする弦楽器だからトランペット・マリーンなんすか。マリーンっていうのは海ですか。17世紀ぐらいがこの楽器の全盛期だったっぽい。この映像をぜひ御覧ください。うおー。
ねえねえ?なんでつなぎ着てはるん?なんでヘッドホンしてんの?あっ、そうか、これはリモートで合わせてるんですね。コロナ時代に仮想空間で蘇るトランペット・マリーン!!日本人もご参加されていて、めっちゃ楽しそうや!!音が割れて聞こえたりするし、なにより音程が激烈悪いのもめちゃくちゃ最高や!!音程取りづらいから消えてったのかな、って思って見てました(でかすぎるからやろ)。
日本にも音程を取るのが難しい楽器、あるよね。たとえば、そう、法螺貝(ほらがい)。
法螺貝でアヴェ・マリア吹いた動画、あります。