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野島稔 at ヴァン・クライバーン

野島稔死去

あちこちのニュースで採り上げられています通り、日本を代表するピアニストの一人で東京音大学長も務めておられた野島稔さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。

個人的に一度もお会いすることはありませんでしたが、Nojima plays RavelというCD、そして同じくNojima plays LisztというCDが音楽雑誌の付録のCD紹介ブックレットかなにかでべた褒めされていた、硬質でつるっとしたイメージのジャケットだった。野島さんという名前を目にすると不思議なことにそれが必ず頭に思い浮かびます。高校生の頃自分の部屋のベッドの上で熱心に読んでいたんですよ、レコ芸の付録だったかな。

トレードマークのメガネは若い頃からのもので、「みのるちゃんは目がめっちゃ悪いんだよね」と、同世代のヴァイオリニストの方からお伺いしたことがあって、いつしかそのメガネが消えたのは確か目の手術をされたかなんだかだったかと思います。

野島稔さんは1969年の第三回ヴァン・クライバーン国際コンクールで2位に入っているんです(ちなみにこの時の第6位は岡本美智子)。

そのドキュメンタリーというのでしょうか、舞台裏で回されていた映像がレブレヒトのブログで紹介されていました。下の順位から発表されて残すところ2位と1位という状況で、舞台袖で抱き合って発表を待つ二人、、、そして「2位は・・・野島稔」のコールがあって、優勝が確定したクリスティーナ・オルティスがぴょんぴょん跳ねて喜ぶ、野島稔はスッと舞台へと行く。動画の3分ぐらいのところです。

喜びを爆発させるオルティスかわいい、めでてえ!と思うと同時に、クールに笑みを絶やさず舞台へスッと出て行く野島さんの姿は凛として美しい。

ラヴェル《鏡》