日本にいると、多くの音楽愛好家や音楽家が言う「音楽と政治は関係ない。切り離して考える可きだ」
MCSは純然たる若手音楽家を支援する一般社団法人である。そして音楽の普及を通してその伝統と歴史の継承を目的とした団体である。何処も政治とは関係がない様に見える。
しかし、人間は生まれれば、国籍を有し、言葉を喋り、少なくとも義務教育を受けるなど何らかしかの支援を国家より受け、お世話になる。その代わりと言っては何だが、何とか税とか各種の税金を支払いながら庇護を受ける。国によっては兵役や徴集もある。
ジャングルに生まれて言葉を介さないまま人生を全うでもしない限り、“群”の延長線上の国家のお世話になると言うことは何人も政治と全く無関係とは言えないのではないかとワンおばちゃんは思っている。
音楽は有史以来政治というか体制の庇護を受けてきた歴史がある。それは教会であったり神社仏閣、何とか省とか都道府県と言う公のサポートの下に開花した文化の一つの形態なのだから、「政治は関係ない」と言われてしまうと何か臭いものには蓋ではないけれど、目をツブリ見たくないもはみない、聞きたいことは聞かない、ついでに見たくない、聞きたくもないものは無かったことにしてしまおう!となってしまうことを恐れている。
ウクライナのみならず、今、近隣諸国で起こっていること、刻々と変わるイラン、グリーンランド、ベネズエラの事を、関係ないと言わず、先ず目を見開き情報には目を通して、今現実に起きている事実から目を逸らさないで欲しい。それは音楽と関係ないのではなく、「音楽」はその中で懸命に人と共にあろうとしていることを理解して欲しい。
人が歴史や過去に興味を持たなくなった時、我々の“現在”も“未来”も意味を失い、危うくなるのです。音楽は“時”の芸術である以上、如何か今起きていることに興味を持ち事実に目を向けて下さい。音楽は皆さんと共に時を刻んでいるのです。
ワンおばちゃんより。(2400人以上の人命が奪われたイランの反政府デモのニュースを見ている時に近くのイラン大使館のデモの声を聞き、2026年1月14日午後15:30に記す)
ベートーヴェンが今生きていたらどうしただろうか?と考えてしまった…..それについては又