Blog

ショパン国際コンクール・予備審査の視聴回数は400万回超え

ショパン国際コンクールの予備審査が先週土曜日に終了し、日本人14人を含む87名が秋の本審査へと進むことが決まりました。

個人的にはこの予備審査という仕組がいまいちうまく理解できていないんですよ。世界各国から500人以上が映像を提出し、164人が予備審査に参加、さらに87人に絞られる、っていうのは、最初っから90人ぐらいにビデオ審査で絞ってしまえばいいのでは?わざわざ2回も若いピアニストたちをポーランドに呼ぶ理由ある?ってついつい思ってしまうんですが、いろいろな思惑、事情があってこのようになっているのでありましょう。一種のインバウンドっていうのもありますかね。こんどピョートル・パレチニ審査員に直接たずねてみることにするわ(こんどっていつやねん)。

脱線しますとパレチニ先生とはほんの数回だけお会いしたことがあって「京都駅で特急サンダーバードから関空特急はるかへの乗り換え」について白熱議論を交わしたことがあるんですよ。「たった6分で、スーツケースでかいの2個持って、京都駅で特急の乗り換えができるのか」と疑問視する同氏に対し私は「大丈夫大丈夫!」と楽観的コメントを出したんですが、サンダーバードがちょっとでも遅れたらアウトでした。ちなみにその後何の連絡もなかったから多分無事に乗り換えられたんだと思っていますが、いまから考えるとなかなかスレスレだったなと首が縮こまります(13年ぐらい前の話)。7番線から30番線ってけっこう離れているよね。

で、オンラインでの再生回数が合計で400万回、総再生時間は70万時間(のべ80年分ぐらい)を突破したと公式サイトに書かれていて、やっぱショパン国際は特別やなということがわかる。そらショパン国際ですから。世界のどこからのアクセスが多いのかとかも公開してもらえたりしたら面白いと思うんですが、それは望み過ぎか。

全参加者リストは公式サイトを見てください。

https://chopin2020.pl/en/news/article/68/87-pianists-qualified-to-the-18th-fryderyk-chopin-international-piano-competition!

日本人の参加者リストはピティナのツイートとかにあります。

なお、ビデオ審査も予備審査もすっ飛ばして出場する9人というのがいまして、なんでかっていうと、ショパン国際コンクールと提携している世界各国のコンクールで優勝もしくは上位に入った人たちだからです。その詳しいルールとかは以下のピティナのnoteにまとまっております。

https://note.com/ptna_chopin/n/n4acd34dcec2a

このパンデミックのさなかではありますが、オリンピックも絶賛上映中であれば、10月3日から20日までのショパン国際コンクールもこのままいけば実施されることはほぼ確実。チケットをお持ちの方は日本からも応援にぜひ行ってきてください。ただし日本帰国後に14日の待機が必要になる可能性があるので、そこのところは事前にチェックが必要。

ワクチンパスポートがようやく動き出しそうですが、これが広く運用され、日本帰国時、そして外国人に関しても、待機無しでのスムーズな入国が認められる日が早く来ることを強く望んでいます。