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それ、それっ!ググニン

演奏中の写真撮るの忘れたわ

この金土日と、広島、渋谷、渋谷と3ヶ所で、アンドレイ・ググニンのピアノ・リサイタルが開催されました。広島公演にご来場いただきました皆様、ありがとうございました!また公演の開催のためご尽力いただきましたご関係者の皆様!この場をお借りしまして、厚く(熱く、暑く)御礼申し上げます!ありがとうございました!!写真撮んの忘れた!!

誰もまだチャイコフスキー国際コンクールの出演者がわからない、という宙吊りな感じの状態ではございましたが、3回ともに熱気と高揚感にがっちり包まれたコンサートになったのではないかと思っております。ググニン選手、コンクールに出場できればいいね!コンクールに出場できるということになったら、トントンとファイナルまで進んで、上位入賞まで行ければいいね!いいね!いいね!いいね500000000回な。

コンサートは続くよどこまでも

そんなわけですが、我々はまたすぐ気持ちを切り替えましてと。次回のMCSのコンサートは6月です。6月はすみだトリフォニーホールで4公演あります。まず世界屈指の大ソプラノ歌手マリア・バーヨのリサイタルが2回。

私の個人的な偏見なのかもしれませんが、クラシック音楽ファンとオペラファンの間にはなかなか大きな垣根があって、クラシック音楽大好き!という人もなかなかオペラや歌のコンサートには足を運んでくれない傾向があるように思っています。

それはあまりにももったいない。マリア・バーヨ、すごいよ、やばいっすよ。(何と貧相なボキャブラリー)。ぞっとするような、他では得難い本物の、長く長くなが~~あああああぁぁぁぁあああああああ~く余韻が残る感動が待っていますから、オペラはなあ、とか歌はなあ、とか思っている人にこそ、来なさい、と強く上から目線で推薦したい。推薦しまくりたい。本当に。

そしてバーヨが帰ればすぐ次は、隠れたという言葉がふさわしい名手中の名手ベンジャミン・フリス。この人のベートーヴェンはいまスターモード、無敵の領域に突入しています。バドゥラ=スコダも絶賛したというから本物ではありませんか。そんな名手が弾く十八番と書いて《おはこ》のディアベリ変奏曲。そしてそのフリスとの共演で、【超化物】新人ヴィオラ奏者ティモシー・リダウト 【超化物】 。ティモシーはロンドンの音楽事務所も軒並み注目している天才で、うちらティモシー呼ぶねんわ、と言うと、とたんにみんな(←ロンドンの複数の音楽事務所の人たち)の表情が一変するんです。「あいつは、やばいよ。あいつは特別だよ。」

これらの準備もしずしずと、着々と進んでおります。チケットはまだどの公演も余裕があります、皆様どうぞふるっておこし下さい。

さて、そういうわけで(どういうわけで?)ググニン選手は本日離日いたします。フライトは10:45のモスクワ行きですから、いま成田方面にいるという方ならまだお見送りに間に合う!(のか)。お気をつけてどうぞ。昨夜は終演後、レセプション、さらに打ち上げ(頑張れゴーゴー)ディナーと、本人も疲れた後にまたまたお疲れ様でした、という感じだったのですが、ディナーが終わった後、さらに、若い人たちともう一杯、という事で渋谷の喧騒の中に消えていったググニン選手です。若いね。

さっき、起きてますか大丈夫ですか的なメッセージを送りましたところ、ちゃんともう予定通りの行動をとっている、という返事が来まして、一安心いたしました。うん。若いって素晴らしい。