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オーストラリアを代表するファッションデザイナー、オペラの公演会場で転倒、死去。

いまやほぼ全身ユニクロ化の傾向にある私がファッションに燃えていたのは大学生のころ辺りまででしょうか。いろいろと頑張っていたな自分・・・・(遠い目、たるみきった腹まわりその他)。

マサキ・マツシマとか、アントワープの6人(とくにドリス・ヴァン・ノッテン)とか、そういうのを追いかけていた自分はもうここにはいない。これではいけない・・・と思いつつ、いまは子どもの幸せが第一や!!(うまく逃げた)

さて、、、、不勉強な私は存じ上げなかったのですが、オーストラリアを代表するカルラ・ザンパッティというデザイナーの方が、オペラ・オーストラリアの屋外公演《椿姫》を観に来て(おそらく3月26日の公演)、休憩時に転倒し、一週間後の4月3日すなわち先週土曜の朝にお亡くなりになったのだそうです。78歳。

https://www.theguardian.com/fashion/2021/apr/04/carla-zampatti-to-receive-state-funeral-as-tributes-flow-for-fashion-icon

落ちて死亡、と最初目にしたので、オーケストラピットに落ちたのかなと早合点しかけたのですが、客席の階段でころんだということのようです。打ちどころが悪いと階段でも死亡するケースがあるんですね。78歳だからまだまだ矍鑠とされていたのではないかと思いますし、本当に不運。

しかしオペラ・オーストラリア側を批難する「階段は非常に危険だ、手すりをつけるべきだ、でなければまた同じ事故が起こりかねない」という声も上がっているとか。訴訟などに発展することもありうるんですかね。劇場ってどうしても階段状に作られるものなので(平土間もありますけど)、屋外の仮設劇場にも今後は手すりが必須、という流れにもしかするとなるのかもしれません。ただ、手すりがあったら防げた/防げる事故なのか、という点はわかりませんから、物事はそう単純でもなさそうな気がする。

オペラ・オーストラリアのツイッターにはこのプロダクションのプロも動画が上がっていて、どういう感じの場所だったのかがちょっとだけみられます。

カーラ・ザンパッティは1942年イタリアうまれ、8歳でオーストラリアへ家族とともに移住し、1965年に自身のブランドを立ち上げ、半世紀以上にわたって活躍してきた。女性の権利のために戦い続けた。ケイト・ブランシェットやニコール・キッドマンなんかも彼女の服を着ている、と書かれています。

https://www.myfarewelling.com/memorial/carla-zampatti-ac#obituary

州政府による葬儀が行われるようですので、たいへんな存在だったことが解る。しかし不慮の事故はどこでどう起こるかわからない。皆様もどうぞ日々お気をつけて。