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ドイツに新しい弦楽四重奏コンクール、審査委員長はピヒラー

ピヒラーって言ったらすぐにあの顔が浮かぶようになったら皆さん、重症ですよ。あなたはクラシック音楽に毒されている。あのふくよかなひげまみれのお顔。ビッテ・アレ・アウフシュタイゲン!!ビッテビッテ!ナインナイン!!

本日のドイツ語レッスン終わり。

それにしても新しく弦楽四重奏のためのコンクールを作ろうとか、なかなか野心的と言うか、まさにいま求められるのは持続可能な弦楽四重奏社会であるなと思うわけです。持続可能ってなんや。なんでもええのよ波に乗ってる感じがするから。せやな。

https://www.thestrad.com/news/new-string-quartet-competition-announced/14466.article

第一回バート・テルツ弦楽四重奏コンクール2023:開催は2023年4月、応募期限は今年の10月30日。年齢制限はコンクール開催時全員が35歳以下であること、合計年齢は128歳を超えないこと。平均年齢32歳、刻んできたなっていう印象。優勝賞金は10000ユーロ(130万円ぐらい)。副賞としてあちこちでコンサートがっていうよくあるやつも、もちろんあり。

ミュンヘンから電車で一時間ぐらいいった田舎町バート・テルツという場所でやるようです。市長?初代市長?のコメントが掲載されていることから、政治家を巻き込んでのイベントであり、いわば町おこしの意味合いもある。ここからええカルテットがそだっていけば、誰も知らないかもしれないバート・テルツが有名になるかもしれない。

事実ほら、もうこうやって東京の山根くんと言う人が、グーグルでバート・テルツって調べちゃったもんね。あわよくばここに観光に来てほしい、お金を落としてほしい。赤裸々にそういうメッセージを出すことは下品なのでしないでしょう。しかしおそらく本心はそこだ。いや、そこがすべてなのではなくとも、そこにいくばくかの真理は含まれているはずだ。

会場のクアハウスっていうのは地図でいうとここ

最近この街では「カルテッティッシモ!」というシリーズが開催されていて、世界各国のカルテットが演奏しているんだそうです。バイエルン放送もいくつか収録している、とあるから、放送局も巻き込んでうまくやっているということがわかる。

気になってうずうずしている若者たちはこちらから。めっちゃくちゃ手打ち感満載、1990年代かなと思うほどの文字情報だらけのサイトだし、ドイツ語しかない。だからと言って怯んだらその時点で負けやぞ。機械翻訳も使ってエントリーをぶち込め!!

https://www.quartettissimo.de/competition-badtoelz-2023

町おこしも簡単ではない。カルテットで日本の町も町おこしなんていうことが出来るようになるといいのですが。なかなかそうもいきますまい。