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2021年1月のシンガポール国際ヴァイオリンコンクールが開催を1年延期

海外アーティストの来日公演が不可能な状態、変わらず続いております。10月11月12月あたりの来日公演に関しても不確実であり、なんとも言えない。とりあえず感染者数はやや減ってきたのかなと思える状況ではありますが、国境がいつ開くか、クラシック音楽と関わりの深い欧米との往来がいつからになるのか、まだまだ読めません。

各国の関係者の皆様の金銭的打撃、不安、心労は相当なものでしょう。本日は今年の話ではなく、来年に関するニュース。

シンガポール国際ヴァイオリンコンクール前回2018年の優勝者はドガージンで、そのまえ2015年がユーチン・ツェンなんすよ。チャイコフスキー国際でも賞をとった2人すね。ツェンは2015最高位第2位でドガージンは2019優勝。

公式サイト:https://www.singaporeviolincompetition.com/

このコンクールは2021年に開催される最初の国際コンクールでした(※国際コンクール連盟に加入しているコンクールのうち最初という意味)。1月17-29日まで。優勝賞金は5万米ドルだから528万円ぐらい。高い。このコンクールの開催に関して先週金曜に発表あり、コンクールを1年延期とし2022年の1月16-28日に開催することに決めたそうです。

すでに申し込み受付を開始しており新曲課題も決まっていたが、健康に関する安全性や、国をまたぐ旅行、ライブイベントに関する不確実性などを慎重に検討した結果、1年先送りする、と。年齢制限も1年引き上げる(これは延期している他の全てのコンクールがそうしているはずです)。リリースはここです

来年のことなのに気が早い、と思いますでしょうか。でも冬になったらまた流行するんじゃないのかっていう心配もありますし、シンガポールの国境もどこまで開いているかわかりませんから、十分に理解できる。国際コンクールは参加者の国の数も多いですしね。・・・・こうなると次の問題は、じゃあ2022年の1月には確実に開催できるのか、ということになるんでしょうけれど、これまた「わからニャイ」としか今は言いようがない。無事に開催できることを祈るよりない。

いやはや。

ところで今回の新曲課題は Koh Cheng Jin: Before Daybreak《孤燈挑盡》て言う曲らしいんですが、この漢字4文字の並び、意味は判りませんけど、かっこええ。

ビフォー・デイブレイク(夜明けの前)に、孤独な燈が、挑み尽くす。なるほど、わかるわかる(全然わかっていません)。