アンドレイ・ググニンからのメッセージ。10月13日の東京でのリサイタル。ググニンはこのコンサートを最後に“平和”のためのリサイタルは今後一切やらないと決めたといった。 理由を問うてみたら、これが返事で送られてきた「これどういうこと?」「これが僕のメッセージ」「えっ?」「……..」「もう言葉を使って語るのは疲れたんだ。これがメッセージ…….」アムステルダムに移り住んで、初めて購入した、我が家。奥にキッチンが見える。 13日は当初の予定を変更して、戦争ソナタから始まりバッハで終わる。 「心の和と静寂」を胸にホールを後にして欲しい。 「今はこの様にしか弾けない。これが今の僕だ。音楽はどう取り繕うと、その人が出てしまう。”その人“の”その時“が出るのです。“疲れ“と戦っているのではありません。“疲れ”と戦っても無駄です。“疲れは無敵で誰よりもしぶとく強いのです。争ってもダメでした。エネルギーを消費してますます疲れに負かされてしまいます。そういう中でプログラムを通していた時、突然”疲れ“に抗うのを止めよう。”未だ“希望”の微かな余地はあるのだと……それで戦争ソナタから始めてバッハの主よ、人の望みの喜びをで終えようという気持ちになったのです。だから言葉では語ってもいませんが、この曲自体が今の僕のメッセージです。以前は動画も部屋を片付けたりきれいにして体裁を繕ったりもしましたが、このまま取りたかったのです。“ありのまま“の自分があって初めて、“希望”を見つけることができる様な気がします」