「受験はテクニック」と言われ、闇雲に勉強するのではなく、受験のプロたちが用意したレールの上を走っていくことができれば難関校に受かるんだそうです。それで合格できたらみんな東大合格や!というようなことにもなるんだと思うんですけど、それにしてもオーケストラのメンバーになりたい!という方々にはどのようなアドバイスがあるのでしょう。
最近英国のストラド誌にオーケストラに入るためのレシピ集みたいな内容の投稿が連続しております。英国のオーケストラっていまかなりの苦境に立たされていて、まあご想像頂けると思いますがコロナでなかなか仕事がない(英国はフリーランサーのオーケストラ奏者が多い)みたいですが、その中でこういう記事を打ち込んで来るというのは、責め、いや、攻め姿勢だ!!攻めてるなストラド!そうこなくては!!じゃなきゃ「ストラド」なんていう野心的な名前がすたるというものだ!!
日本のオーケストラではなくアメリカやヨーロッパのオーケストラを目指したい人たちに有効かもしれないアドバイス10個ですけれど、日本語で読んでみても役に立つかも。なので10個書き出してみます。このアドバイスを書いたのはシカゴ交響楽団のチェリスト、ブラント・テイラーさんだそうです。
細かい説明が読みたいかたは現物の記事まで行って、記事全体を噛み締め噛み締め、スルメのように噛み締めて情報をゲッツしてください。世の中はグローバル、日本を捨てて世界に飛び出したっていいんだぜ?
1.すべての音に芸術的深みをもたせる
2.未知のものを受けいれる
3.いつもよりも美しい音を出す
4.オーケストラの演奏は共同でするが、オーディションは孤独である
5.しっかりとした準備と具体的な準備が不安をやわらげる
6.録音の良し悪しを理解する
7.ミスをしてもよい
8.自分の使いやすい楽器を使う
9.自分のやり方で演奏する
10.たとえ自分と同じ楽器ではなくても尊敬する人たちのために演奏する
なんや抽象的やな、って思ったらあかんのよ。まずはこの言葉の意味をじっと考えてみて、それで全然わからぬわいという場合は原文へgo!訳すのが面倒なんやろと言われたら泣いちゃう。なぜなら・・・・事実だから。ウソ、グローバルだから英語が理解できないと世界で活躍できないぞ!!(なんつって)
じゃあ一つだけ、記事のなかで自分が一番おもしろいと思ったところを訳してみます。
「自分のことだけに集中する。他人は自滅する方法を見つけてくる」。
人と自分を比べてくよくよしないこと、っていうぐらいの意味でしょう。他人も人間だから、ほかの人たちの演奏が気になってしょうがない。そうするうち自分のコントロールを失っていって勝手に自滅するかも、というやつ。
そう、己に打ち勝つのだ。頑張りましょう。