昨日あんなことを書きましたけど、
大変興味深いことにアクセス数はさらにピュッと伸びました。面白い。自分の予想した通りになることはなかなかないということの証左でありましょう。では、というわけで今日はその三部作の堂々最終回。栄光のフィニッシュである(勝手に三部作にするな栄光とか言うな)。
そう、それは……サクセスできなかったとき。世の中はいいことばかりじゃない。残念なときもいっぱい、むしろ回数としてはそっちの方が多いかもしれない。
そりゃあオーディションは受かるに越したことはないですけれど、落ちることもしばしばありますよね。コンクールだってそうなんですけれど、コンクールは中継されたり新聞やテレビに採り上げられたりもするから目立つだけで、世界中で日々オーケストラのオーディションその他オーディションが行われていて、受かる人はそのたび0人~数人の間。その一方で受けに来る人はすごいときは200人とかいるので、ほとんどの人は落っこちるとかそういう結果になる。
でも「落ちても落ち込まないで!」というフォローアップの記事まで用意してくれるとか、ほんとストラドさまさまですね。それをちゃんとこうして訳して日本のみなさまにご紹介してくださる山根さまさまですね(←グーでパンチしてもらってOK)。
オーディションに落ちても、つまり「サクセスしようぜ!」(古すぎる)が出来なくても安心して。オーディションの準備を通して何が得られるか、教えてあげるねという記事です。それぞれ2行に詰めてますけど、原文はもっと詳しいんで、ぜひみんなも読んできて。
やる気の炎を燃やすことが出来る
目標のため集中して有効な練習をすることが出来る。
レパートリーを深く知るチャンス
オーディションの準備を通じてそのレパートリーに関する知識や能力を高められる。
人前で演奏するチャンス
実はこれは非常に難しいことである。他の楽器の演奏家たちは異なる視点からの洞察を与えてくれる。
旅をするチャンス
オーディションを受けに全然知らない場所にいくことがある。泊まりがけでいくなら落ちても頭を切り替えることが出来る(そういうもんかな)。
新しい人との出会い、チャンスとの出会い
オーディションそのものはうまくいかなくとも、エキストラとして呼んでもらえる機会が生まれるかもしれない。おなじく落っこちた人/受かった人と祝杯をあげたり残念会を開くことが出来る。
出来ることならごうかくーーーーおめれとーーーーーぅ!!!ギャー!!と騒ぎたいところですが(今はコロナなのでお静かに)、落ちた、あいつら私の音楽がわかってないんや!そうやそうや!フギー!!と慰め合うことも、ある程度大事だということです。あんまりそれに浸りすぎると建設的ではないので、ほどほどに。
泥酔しない程度にほどよく飲んで、土曜日の朝おきたらNHKのEテレでおさるのジョージを見るのもおすすめ。深く考えなくても愉快な気持ちになれるから。AM8:35から。やばい、あと5分で始まる!!ハンドリー待ってろよ!!